中古バイクの選び方、「事故車」を見分ける5つの方法【フレ―ム溶接跡など】

   


あなたが検討している中古バイク、実は事故車かも!?

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4輪自動車における事故車も怖いですが、「バイクの事故車」は更なる危険が潜んでいます。

バイクは2輪のみで走行している為、メーカーで仕上げられた純正のバランス感覚が崩れると、ちょっとしたイレギュラーでも挙動を乱してしまうことが少なくありません。

事故歴があるバイクが販売店へ流れ、それを購入した方が、また事故を起こして業者オークションに逆戻りなどという事態も、実は珍しくありません…とても怖い話ですね。

 

中古バイクにおける「修復歴とは」?→フレームに手を加えてなければ「修復歴無」

バイクの場合、「修復歴有り」とみなされる部分は、パイプ等で構成されているフレーム部分です。

外装パネルが剛性を支持する役割を果たしていることはほぼ無い為、外装が傷ついて塗られている場合でも「修復歴無」となります。

 

要するに、フレームに手を加えてなければ「修復歴無」として扱われているのです。
自動車のモノコックボディ(ボディもフレームとして扱う)とは異なり、全塗装を行った場合や外装に傷がついてカウル・タンクを交換した程度では「修復歴有り」にはなりません。

 

近年流行しているスーパースポーツタイプ(SS)等のサーキットも走れる高性能バイクの場合、サーキットでガンガンこけている車両も少なからず存在します。
それでも、フレームに手を入れていない場合は「修復歴無」となります。

そのような車両は、低速域においてにスムーズに走行できる場合でも、高速域や高速コーナー・フル加速を行った際にブレ等が生じるケースも。
スペックが高いバイク程、高次元のバランスで成り立っている為、僅かな歪み等が命取りとなります。

よって、「修復歴無し」の情報は、参考程度に留めておきましょう。

 

「修復歴無し」=「転倒歴・カウル補修歴無し」ではありません!!

 

特に大型バイクの中古車は、購入前に高速域でのハンドルのブレ等に関する保証を購入前にしっかりと確認しましょう。
購入時の契約内容等はしっかりとチェックしてください。

 

 

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1.中古バイクのココをみろ!!「フレーム溶接個所・フレーム塗装歴」

フレーム修復歴フレーム塗装歴は、まさに「修復歴有り」と記載される部分なのですが、中には販売時に記載が無い場合も。

そのような車両は、自分で見分けるしかありません。

ではどのような部分でフレーム修正されているのかを見極めればよいのでしょうか??

・フレ―ム溶接跡のチェック

・フレーム塗装色が年式に対して綺麗ではないか

このような項目が挙げられます。

 

フレーム溶接後のチェック

一つ目のフレーム溶接跡ですが、ハンドル下部分の三つ又(ステム)とフレームが接続されている部分を見ましょう。溶接にて繋がっている場合は、溶接跡が見える筈です。
そして溶接のビート(溶接の肉盛り部分)の形状を見てください。

右上が純正の溶接部分です。左下の欠けている部分はハンドルストッパーの欠損です。
WS002201503出典:http://diyhelper.jp

これらをチェックする為には、何台も同じ型式の車両が置いてあるショップの方が比べるのが容易です。
単体で事故車を見ても判断できないことは多いですが、すぐそばにある他の車両と比較してみると違和感に気づくといったケースも少なくないからです。

何台も同じ車両が置いてある場所なら、一定の形状に収まっていることがわかる筈です。
(新車から無事故の車両と比較できると尚良いです)

事故車の場合、明らかに溶接部分の形が他の車両と違うことがある為、素人でも違和感に気づくことができるケースもあるでしょう。

 

フレーム塗装色のチェック

また、フレームの三つ又装着部分の塗装にも要注目です。

フレームが部分補修されている場合、その部分だけ塗装が綺麗だったりします
車体番号刻印の部分がこの部分にある車両も少なくない為、チェックしてみてください。
車体番号を守るマスキングの跡などが確認できれば、塗装されていると考えてよいでしょう。

車体番号の位置↓(例)

WS002201502出典:http://www.bike-poi.com
※このような位置に車体番号が打刻されているケースが多いですが、スクーター等は位置が異なるケースもあります。

 

フレーム全体が塗られている場合も少なくありません。

純正フレームが黒の場合でも、発売から年数が経過している車両は塗装表面が劣化しています。
走行距離や年式を考慮して「明らかに綺麗」だと思った場合は、同年式の同じような走行距離の車両と比較してみましょう。
低走行のいわゆる”極乗車”や屋内保管雨天未走行でもなければ、同じような条件で綺麗すぎるフレームには注意が必要です。

 中古バイクの事故車発見のポイントは「同じ車種同士で見比べてみる」これに尽きます。

 

2.高性能車に多い「アルミフレーム」も、溶接のビート部分に注目!

鋼鉄のパイプフレームではなく、アルミ製の材料を使用したフレームを採用している車両も少なくありません。
スポーツ性が高いバイクではかなりの確率で採用されています。
アルミフレームの場合も、前項で述べたように「溶接のビート部分」に注目してください。

アルミフレームはスチール製のフレームに比べると、事故を起こした際に「曲がるより折れている」という事例が多く見られます。

純正の溶接部分以外が折れていた場合は、溶接修理を行った後に、再び削ることがあります。補修個所が目立たない様に、強度を無視して平坦に仕上げているのです。

このような補修状態の車両が紛れ込んでいることを考えると…

ゾッとしますね。

 

画像はアルミフレームに塗装ボカシ跡があります。何らかの補修が行われていることが推測できます。

WS002201504出典:http://ais96.blog94.fc2.com

 

3.ハンドルの切れ角・ストッパー部分は要チェック


WS002201512出典:http://blog.goo.ne.jp/v11cafe

事故車や転倒歴有りの車両で、頻繁に異常が見られるのが「ハンドルストッパー」「ハンドルの切れ角」です。

※画像中心部分をよく見ると、欠けているのが確認できます。

ハンドルストッパーは必要以上にハンドルが切れないようにするストッパーのことで、大抵の場合ついています。強制的にハンドルがそれ以上切れない状態にすることで、タンク等と接触しない様になっています。

このストッパーは事故や転倒により強い衝撃が加わると、変形または破損することが多々あります。

この部分は派手に転倒していない場合でも損傷することもありますし、大きな事故でも壊れない場合もありますのであくまで判断材料の一つとして考えてください。

 

ハンドルストッパーに異常がある場合、大なり小なり「転倒または事故」があったことが予想できます。
※ハンドルストッパーが修正済みの場合もあります。目視で確認できる場合、直されているかチェックしてみましょう。

しかし、スクーターやフルカウルタイプの場合、ストッパーが見えづらいケースも。
その場合は、ハンドルの切れ角をチェックしてみてください。
数台同じ車両が置いてある店舗だと比較が可能です。

一台だけ、他の車両よりもハンドルが切れる等の症状があった場合、転倒の衝撃が加わっていると思って良いでしょう。
ハンドルが切れすぎる車体は、集中ハンドルロックを掛ける際にクセがあるなど、次々と不審な点が見つかるでしょう。

 

4.カウルの内側を見ると、塗装歴がわかるかも!?

WS002201513出典:http://k-numazu.com

フルカウル車両の場合は、カウルの内側を見ることで転倒歴・事故歴の判断に繋がる場合があります。

純正品は裏側が車体と同じ色や、近い色で艶無しで塗られていることが多いのが純正カウルの特徴です。カウルを構成する樹脂そのものに色が乗っているような状態のものもあります。
車種ごとに特徴は違いますが、純正の場合はカウル裏側も処理の仕方が同じなのです。 

一方、リペイント(再塗装)の場合はどうでしょう??

表面は綺麗に塗装されていても、裏側は均一でない場合もあります。
裏側の塗装が純正とは質感・色が異なる場合があります。
また、裏側が薄く塗られていることは少なくないので、店頭に並んでいる場合でも、既にカウル裏側の塗装が剥げているなんてケースも珍しくありません。塗る前の元色が見えてしまうことも。

単にカウルのみ補修されるケースもありますが、プロはこのような点から転倒歴車・事故車を見抜いています。
ただカウルが塗られているだけの場合なら、他に不審な部分は見つからないかもしれません。

しかし、このような車両では他にも不審な点が見つかるケースが多いのも事実。
カウル内側の塗装状態は、一つの判断材料としては大きなものです。

事故車として販売され、再度事故を起こして業者オークションに入ってきたような車両はすぐわかります。
「衝撃で、カウル内側の塗装はボロボロ。この車両は事故を重ねている…」
そしてまた、専門の業者によって修復され、市場に出回っていき、また戻ってを繰り返しているのです。

 

5.要チェックポイント!! 「それ、ほんとに純正ステッカー??」

「ステッカーを確認した程度で、カウルの修復や転倒歴・事故がわかるの??」

と思われるかもしれませんが、この項ではその理由について説明していきたいと思います。

まず、純正ステッカーは非常に高精度で製造されています。
印刷されたものでも屋外使用にも耐えうる高耐久な印刷が行われており、ステッカーの縁にはステッカーとの境界が目立たない様に、純正とほぼ同色の色合わせが行われていることが多いです。

これは大変難易度が高い技術で、純正ステッカーが高価な理由にもなっています。
塗装に合わせてステッカーの色を合わせることは、よほど高性能なプリンター等の設備がなければ厳しいのが現状です。

 

これを「事故車起こし専門業者」が模倣するのは困難を極める為、純正ステッカーは使わずにカッティングシートを使ったステッカーを数枚重ね合わせて代用する場合があります。

WS002201515出典:http://blogs.yahoo.co.jp/takahashi9280

スポンサーロゴ等が入った限定車はこのように補修されているため、「良く見るとステッカーが重なって作られている」と言った場合は、
・単にステッカーをカスタムされた外装
・業者によって補修されたオリジナル外装

のどちらかに該当します。

全て純正のステッカーが貼られたカウルと比べれば一目瞭然です。
単にステッカーによるカスタムを楽しまれている場合は良いのですが、純正と全く同じ位置に同じような社外ステッカーが貼られていた場合は補修を疑ってください。

こういった点は注意深く見なければ見落としてしまいますが、知っておくことですぐに補修歴等が判断できるポイントでもあります。

 ※前オーナーによって純正とは全く異なるオリジナルのステッカーが貼られている場合は関係ありません。その場合は塗装の状態等で判断することになります。 

 

中古バイク「事故車」の見分け方まとめ

 今回はフレーム修正車の見分け方の説明になりました。
重大な事故に関わる可能性もある為、購入する際は必ず注意したいポイントです。

「修復歴無し」になっていたとしても、記載が抜けている車両があるケースもあるので気が抜けません。
フレームのチェックは中古バイク購入時に、必ず行いたい項目ですね。

5つの中には細かなチェックがありましたが、そこから徐々にその中古バイクに存在する別不審点が見つかっていくことも珍しくありません。
少しでも良い車両に巡り合う為には、購入する側としても「事前に予習」が必要なのです。


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