【真夏の怪談？】メーター巻き戻し（改ざん）、中古車にまつわる怖～いウワサ

中古車の怖いウワサ 第1弾：『メーター巻き戻し』について調べてみた

これから夏ということもあって、巷にはびこっている少し怖いウワサについて調べてみました。
今回はその第1弾で、中古車販売における「メーター巻き戻し」について書いていきたいと思います。

これを読むことで怖くて寝れなくなった、などの苦情は受け付けませんのであしからず…。

 

中古車のメーター巻き戻し(改ざん)とは？

まず、メーター巻き戻しを説明すると、中古車を販売するにあたって、名前の通りメーター内の走行距離を巻き戻す行為のことです。

走行距離が多ければ中古車の価値にも影響が出るため、不正に巻き戻すことで高く売りつけることが可能になります。

 

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自動車メーターのタイプ別特徴

メーターは大きく2つのタイプに分かれています。

※アナログタイプ

 

※デジタルタイプ

 

メーター戻し（改ざん）の方法

 

デジタルメータータイプ改ざんの落とし穴

先程ご紹介したように、デジタルの場合にはメーターの改ざんが難しいとされています。しかし、実は特殊な機械を使えばいとも簡単に巻き戻すことができますし、新しいメーターに交換しても走行距離を換えてしまうことが可能です。

アナログに比べても、実はこちらの方が簡単だとも言われているようです。

 

メーター戻し（改ざん）、実際にあった怖い話

抜け穴を狙った犯行

これは2016年に入ってから実際にあった話です。
乗用車は2004年以降、軽自動車は2009年以降から、車検証に走行距離の履歴を過去1回分と今回分を併記しないといけなくなりました。
しかし、悪徳業者はこの不正対策をもくぐり抜けて改ざんした車をネットオークションで販売していたのです。

実際にあったメーター戻しの手法とは？

まずメーターを交換後(巻き戻し改ざん)に車検を受けます。
すると、車検証には

• 前回の走行距離(【a】例えば、90,000キロ）
• メーター改ざん後の走行距離(【b】例えば、40,000キロ）

が記載されます。（車検証には、直近2回分の走行距離が記載）

 

次に、何と車検を受けた後すぐにもう一度車検を受けるのです。

 

こうすることによって、

• 前回走行距離の【a】90,000キロは消えて、
• 今回1回目の走行距離【b】40,000キロが残り、
• 今回2回目の走行距離【c】40,000キロが新たに加わるのです。

こうして、車検証レベルでも走行距離40,000キロの中古車が堂々と誕生します！

 

車検を受けて、すぐに車検を受けられるの？

実は車検を何度まで受けて良いといった制限するような法律はありません。ですから、車検を1日に何度受けても違法にはならないのです。

 

更に怖い事実が判明

実はこの事件が起こる前に、数千台が摘発されました。
その事件を受けて軽自動車検査協会が調査したところ、不正が疑われる中古車（軽自動車）は約2000台になるそうです。

出典：http://mainichi.jp/articles/

 

メーター巻き戻し中古車に当たらないために…

対策①：個人取引は控えよう！

こういった車両を購入しないためにも、個人からオークション経由で手に入れないようにする方が良いと思われます。

中古車を購入する場合、ガリバーやメーカー系販売店など大手の販売店や、鑑定士によって評価された「Goo認定車」や「カーセンサー認定車」などは、見分けるノウハウを持っているため、かなりの確率でブロックされていると言われています。

 

対策②：逆輸入車の購入は慎重に！

他にもアメリカの車は故障が多いなどと言われることがあります。これらは正規ディーラー車両ではなく逆輸入車が多く、メーターを改ざんされている可能性が高いという話を聞きます。

というのも、ご存知の通りアメリカは国土が広く10万km・20万kmを当たり前に走るので、日本に輸入される前後にメーターが改ざんされている車両も多いそうです。ですから、逆輸入車を購入する時でも、やはり実績があって信頼出来る業者さんから購入されるのが得策と言えるでしょう。

 

画像出典：http://www.photo-ac.com/

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