ホンダ・ヴェゼル、3年後のリセールバリューは55~66%?買取相場は高い
2016/09/28
ヴェゼルのリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:kakaku.com
ヴェゼルとは?
ヴェゼルは、2013年よりホンダ技研工業が製造・販売しているコンパクトクロスオーバーSUVです。3代目フィットをベースに開発されていて、SUVの力強さ、クーペのあでやかさ、ミニバンの使いやすさに加えて高い燃費性能を兼ね備えています。
2015年度のSUV新車販売台数においては、トヨタ・ハリアーや日産・エクストレイルを抑えて堂々の1位となりました。また、主要海外市場(中国、香港以外)では「HR-V」という車名で販売されています。
ヴェゼルの特徴
コンパクトでありながら、SUV車に高級感のあるデザインを施している上、実用的でスタイリッシュな点が人気の理由だと言えるのではないでしょうか。また、フィットにも採用されるホンダが独自に開発した、燃料タンクの位置を前席下に配置する「センタータンクレイアウト」によって広い室内空間を実現しています。
なお、4WD車には「リアルタイムAWD」が採用されているため、後輪の機動力を微密で素早くコントロールするので、コーナリング時における爽快感が高められています。
ヴェゼル、リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするヴェゼルのモデル
車種:ホンダ・ヴェゼル
年式:2013年
グレード:X
走行距離:40,000km程度
ボディカラー:ブラック
修復歴:なし
新車時本体価格:191.4万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
ヴェゼルの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
ホンダ・ヴェゼル(2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
113万円 (*1) |
105万円 (*2) |
126万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は113万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
今回は、ヴェゼル自体が2013年から発売されている新しいモデルのため、ほとんど査定履歴がありません。そこで、中古車査定業者が実施している買取相場価格シミュレーションの中間値とさせていただきました。その価格が105万円となっています。
※こちらは細かいグレードまで入力するようになっているので、より近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取相場
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は180万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、180×0.7=126万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
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ホンダ・ヴェゼル (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
59% |
55% |
66% |
計算式 |
113÷191.4万円 |
105÷191.4万円 |
126÷191.4万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、ヴェゼルの3年後のリセールバリューは55%~66%という結果になりました。
ヴェゼルのリセールバリュー・買取相場が良い6つの理由
1.(プラス要因)ハリアーやエクストレイル並みの人気
ヴェゼルのリセールバリューの高さの理由としては、同じくリセールバリューが高いことで知られているトヨタ・ハリアーを凌ぐほどの人気を得ていることが挙げられるのではないでしょうか。
トヨタ・ハリアー
画像出典:kakaku.com
日産・エクストレイル
画像出典:www2.nissan.co.jp
2.低価格でコンパクト
上記の2車と比較すると、明らかに車格はヴェゼルの方が小さいです。しかもフィットをベースに作られているため、価格面においてお求めやすくなっています。そういった背景から人気が高まり、リセールバリューにも繋がったのではないでしょうか。
しかも、ヴェゼルはコンパクトなので、日本の道路事情や都市での取り回しが楽です。最近の車は海外ベースになることも多く、肥大化傾向にあるので国内ユーザーからは敬遠される傾向にあったのですが、ヴェゼルでは日本向けのSUVと言っても過言ではありません。
3.(プラス要因)SUVは世界的にも人気が高い
SUVは世界的に見ても非常に人気が高く、ジャガーやマセラティ、ベントレーといった一見イメージ出来ない様なメーカーまで発売されるようになってきました。また、コンパクトSUVという分野では、近年あのポルシェやメルセデス・ベンツも力を入れてきており、「マカン」や「GLA」といったモデルが発売されています。
ポルシェ・マカン
画像出典:www.porsche.com
メルセデス・ベンツGLAクラス
画像出典:www.carsensor.net
そういった海外からの需要も手伝ってリセールバリューが高いのではないかと思われます。
4.(プラス要因)ホンダはトヨタに次ぐ人気
ヴェゼルを製造しているホンダ技研工業もトヨタに次ぐ知名度を持っています。ホンダが作るSUVとなれば、世界的な需要も見込めるはずなので、リセールバリューが良い理由のひとつとなっているのではないでしょうか。
5.(プラス要因)目新しさがある
2000年前後から発売されているハリアーやエクストレイルとは違って、ヴェゼルが発売されたのはほんの数年前となる2013年です。つまり、以前から発売されているクルマと比較しても目新しさがあり新鮮です。
そういった目新しさもヴェゼルの人気の理由なのかもしれません。
6.(マイナス要因)ハイブリッドモデルの方が人気
ヴェゼルには、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。どちらかというとステータス性の高いハイブリッドモデルの方が人気は高く、需要が高いと言えます。特に中古車市場では、新車時に手が届かなかったハイブリッドモデルを買いたいという人の方が多いかもしれません。
ヴェゼル・ハイブリッドRS
画像出典:www.goo-net.com
そういった背景からも、ハイブリッドモデルの方がよりリセールバリューが高いと言えそうです。
ヴェゼルのリセールバリュー・買取相場のまとめ
ヴェゼルは、ガソリンモデルでも十分な燃費性能を誇っています。購入時の本体価格の価格差を考えるとむしろガソリンモデルの方が経済的だと言えますし、例えハイブリッドモデルより少々リセールバリューが劣っていたとしても、他のモデルと比較すれば充分高いのでガソリン車を選んで後悔するということはないでしょう。
また、コンパクトながらに内装もセダン並みに良いので、快適な空間を楽しむことが出来るのもヴェゼルならではの魅力かもしれません。
画像出典:http://www.photo-ac.com/