スズキ・スイフトスポーツ、3年後のリセールバリューは52~60%?買取り相場は高い
2016/09/28
スイフトスポーツ・買取相場のリセールバリューは?
画像出典:www.suzuki.co.jp
スイフトスポーツとは?
スズキ・スイフトスポーツは、2003年より製造・販売されている3ドアハッチバックタイプのコンパクトカーです。「スイフト」の一部改良と同時に発売されることになりました。
現行モデルは2011年より販売されていて、3代目となっています。
スイフトスポーツの特徴
エアロなどのカスタムパーツによって見た目を「スポーツ」にしたモデルではなく、1.6Lエンジンの搭載や17インチタイヤの採用などによって走行性能が高くなったモデルと言えます。
「The sporty flagship(スポーティフラッグシップ)」をコンセプトに開発されていて、構造の改良などによって先代と同じエンジンでありながら高出力を達成することが出来ました。スイフトシリーズでは最も人気のあるグレードとなっています。
スイフトスポーツ、リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするスイフトスポーツのモデル
車種:スズキ・スイフトスポーツ
年式:2013年
グレード:ベースグレード
走行距離:50,000km程度
ボディカラー:イエロー
修復歴:なし
新車時本体価格:160万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
スイフトスポーツの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
スズキ・スイフトスポーツ (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
96万円 (*1) |
85.6万円 (*2) |
83.9万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は96万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので85.6万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取り価格
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は119.8万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、119.8×0.7=83.9万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
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スズキ・スイフトスポーツ (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
60% |
53% |
52% |
計算式 |
96÷160万円 |
85.6÷160万円 |
83.9÷160万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、スイフトスポーツの3年後のリセールバリューは52%~60%という結果になりました。
スイフトスポーツのリセールバリューが良い6つの理由
1.(プラス要因)高い人気を誇っている
スイフトやスイフトスポーツは国内外ともに高い人気を誇っています。その人気の理由は主に以下のようになっているようです。
①足回りが良い
標準のままでも評判の良かった足回りですが、スポーツではより性能が上がっています。ボルボなどにも使われるテネコ製のショックアブソーバーの採用や、ステアリングラックの剛性なども向上しています。
そうした足回りの良さによって欧州車のスポーツグレードのようなテイストを味わうことも人気の理由のひとつです。
②乗り心地が良い
国産のコンパクトカーでは考えられないような乗り心地の良さが魅力で、高い走行性能によって運転を楽しめるのに乗り心地は良い、それが人気の理由にも繋がっているようです。
③ライバルがいない
スイフトスポーツのような車は他にありません。しかも既に価格が安いのでライバル車も現れにくいのかもしれません。そうした独創性が人気なのかもしれません。
2.(プラス要因)人気のイエロー
今回基準となったボディカラーがイエローだったことも良いリセールバリューに繋がった可能性が高いと言えます。というのも、普通はイエローと言えば不人気色なのですが、スイフトスポーツに関しては1番人気の高いカラーとなっているため、例外的にイエローには良い査定がつくのです。
●人気のイエロー
画像出典:gazoo.com
もちろんホワイトやブラック、シルバーと言った定番のカラーも人気のようです。
3.(プラス要因)人気のグレード
スイフトスポーツは、最も高い人気のグレードです。しかし、一番売れているモデルというわけではありません。ということは、買いたいけれど高くて買えないという人も多いと言うことです。つまり、中古車として買う人が多いので、中古車需要の高いモデルだと言えるのではないでしょうか。
そうした需要の多さがリセールバリューの高さに繋がっているようです。
4.(マイナス要因)他のグレードより燃費が悪い
燃費に関しては、MT車で14.8km/L、AT車で15.6km/Lとなっているので、スイフトと比べると見劣りしてしまいます。
ただ、極端に悪くない限り燃費を気にして走りに特化したスイフトスポーツを買わなくなるという人はあまりいないと思うので、そこまでの影響はないのかもしれません。
5.(マイナス要因)50,000km程度の走行距離
リセールバリューにおいて、走行距離も高く買取ってもらえるかどうかの大きな要因のひとつとなります。そして、その走行距離のひとつの目安として5万キロで、これを超えるかどうかによって査定額は大きく異なります。
今回基準になったスイフトスポーツは5万キロ前後ですから、もう1万キロ程度少なければもっと良い結果になったと言えるでしょう。
6.(マイナス要因)室内が狭い
●スイフトスポーツの室内
画像出典:autoc-one.jp
室内が狭いため圧迫感を感じることもあるようです。また、ラゲッジルームが狭く開口部が高くなっているので、物を入れるのが大変な上にあまり入りません。
スイフトスポーツリセールバリューのまとめ
スイフトシリーズの購入を考えていて、リセールバリューのことも気にかけているという人にはスイフトスポーツがおすすめです。確かに車体価格自体はスイフトよりも高額になりますが、後のリセールバリューを考えるとこちらの方が良いと言えます。
デザインなどが気に入っていてリセールを考えていないのであればスイフト、走りを楽しみたい&リセールのことまで考えているという人はスイフトスポーツがおすすめです。
画像出典:http://www.photo-ac.com/