マツダ・MPV、3年後のリセールバリューは48~58%?買取り相場は中クラス

      2016/09/28

MPVのリセールバリュー・買取相場は?

MPV

画像出典:www.goo-net.com

 

MPVとは?

MPVは、1988年よりマツダ自動車が製造・販売していたミニバンタイプの乗用車です。国外ではマツダ8(マツダエイト)として販売されていました。最終モデルは2006年から2016年まで販売されていて、3代目となりました。 

同社から発売されている「ロードスター」同様、車のスタイルがそのまま車名になったモデルで、2016年3月にはモデルチェンジを行わず生産終了となりました。

 

●ロードスター

ロードスター

画像出典: www.mazda.co.jp

 

MPVの特徴

メーカーサイドから「ドライバーズミニバン」と銘打ったミニバンで、高い走行性能、多彩なシートアレンジ、上品なインテリア、高い安全設計などが特徴です。また、2016年末から販売される予定となっている「CX-9」はMPVの後続モデルとも言われているようです。

 

●CX-9のCMまとめ(主に海外)

 

 

MPV、リセールバリュー・買取相場の目安

グラフ 

では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。

それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。

 

基準とするMPVのモデル

車種:マツダ・MPV

年式:2013年

グレード:23S

走行距離:20,000km程度

ボディカラー:シルバー

修復歴:なし

新車時本体価格:257万円

まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。

 

MPVの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」

マツダ・MPV

(2013年式・3年落ち)

下取り価格

実際の査定価格

中古車価格から算出した買取相場

3年落ちの査定相場

124万円

(*1)

127万円

(*2)

148.8万円

(*3)

 

(*1)下取り価格

メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は124万円という結果でした。

※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。

 

(*2)実際の査定価格

実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので127万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。

※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。

 

(*3)中古車価格から算出した買取り価格

現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。

限りなく近いと思われる個体の平均価格は212.5万円となりました。

一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、212.5×0.7=148.8万円となります。

※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。

 

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 MPVのリセールバリューは48%~58%

案内1

マツダ・MPV

(2013年式・3年落ち)

下取り価格を基準にした場合

実際の査定価格を基準にした場合

中古車価格を基準にした場合

リセールバリュー

48%

49%

58%

計算式

124÷257万円

127÷257万円

148.8÷257万円

※小数点は四捨五入

つまり、MPVの3年後のリセールバリューは48%~58%という結果になりました。

 

 

MPVのリセールバリュー・買取相場がそこそこ良い6つの理由

バンザイ4 

1.(プラス要因)一定の人気がある

MPVは言わずと知れた、マツダのロングセラーモデルです。長い間一定数売れているということは、それだけ愛用者が多かったからだと言えます。人気の理由は以下の通りです。

 

①:デザイン性が高い

MPVは、グッドデザイン賞を受賞するほどデザイン性が高く、高い魅力を持っていると言えます。ミニバンにしてはオシャレなスタイリングをしています。

 

②:値段以上の満足度

ライバル車と比較しても安い上に性能も良いので、お得感があります。そういった値段以上の価値を提供していたことも人気の理由の一つではないでしょうか。

 

③:室内が広い

MPVの最大の特徴は、3列目シートに大人が快適に乗れるという点です。また、3列目シートは床下に収納が可能で、フラットにもなります。

 

④:走行性能が高い

MPVは、ドライバーからの評価も高いクルマだと言えます。理由としては、「走る・止まる・曲がる」といった車の基本性能がきっちりしているからです。

 

⑤:乗り心地が良い

まるでセダンのような乗り心地の良さも人気の理由のひとつのようです。さすがにインテリアの豪華さまではセダンには及びませんが、疲れにくいシートの採用や安定感などは定評があります。

 

2.(プラス要因)基準モデルの走行距離が少なめ

基準となったモデルの走行距離が2万キロ程度だったということも、リセールバリューが高くなった原因のひとつだと言えます。

 

3.(プラス要因)ミニバンの需要が高い

ミニバン

決してミニバンの中ではトップクラスに人気が高いと言うわけではありませんが、そもそもミニバン自体の人気が高いので、当然リセールバリューにも影響していると言えます。

 

4.(プラス要因)後続モデルの存在

推測になりますが、後続モデルとしてマツダが力を注いでいるSUVの「CXシリーズ」である「CX-9」が発売されるからというのも原因のひとつではないかと思います。ミニバンは全て生産終了とはしつつも、復活するあたりがマツダにおけるMPVのポジションを物語っているようにも思えます。

 

●CX-9

cx9

画像出典: newcars.jp

 

5.(マイナス要因)生産終了となったから

2016年をもってマツダのラインナップから「プラマシー」「ビアンテ」「MPV」は消滅となり、好評のSUVに注力していく方針のようです。生産中止といった事実もリセールバリューを悪くしている原因だと言えます。

 

6.(マイナス要因)SKYACTIVの設定がない

スカイアクティブ

画像出典: car-moby.jp

ハイブリッドと肩を並べるマツダのクリーンディーゼル技術「SKYACTIV」ですが、MPVには設定がないので、人気と言う点では遅れを取っていました。これもリセールバリューがマイナスとなる要因としては大きいかもしれません。

 

 

MPV、リセールバリュー・買取相場のまとめ

MPVは、ミニバンの中でもバランスの取れたモデルだと言えます。特にミニバンを運転すると運転自体の楽しさをつい忘れてしまいます。しかし、MPVはドライバー自身がただ運転するだけではなく、運転そのものを楽しませるというマツダのものづくりの姿勢が表れているモデルだと言えます。

 

これから中古車での購入を考えている方はお得に購入出来ると思いますし、売却を考えている人はそれなりに良いリセールバリューが期待できる万能なモデルではないでしょうか。

画像出典:http://www.photo-ac.com/



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