諦めがちな「事故車・不動車」バイクの買取依頼のコツ
2016/12/08
「事故を起こして、買取価格が付きそうにない…」
「何年も動かしてないので、売りたいが全く動かない…」
様々な事情や不運な事故により、大幅にバイクの価値が下がってしまいますが、場合によってはしっかりと買取して頂ける場合もあります。
事故車買取の注意点
事故車に関しては、バイク買取業者の得意不得意が特に分かれる部分です。
※事故車を直す業者(起こし業者)と提携している業者ならば当然他店より高価買取が可能なのですが、そのような情報は一般的には公開していません。
原付や、市場価格が極端に低い250ccぐらいのバイク
やはり、高額で買い取ってもらう為には手あたり次第に多くの見積りを出さなければならないのですが、車両によっては大きな対価が得られない場合もあります。
元々の車両の価値が低い・パーツに値段が付かないバイクの場合です。
原付や、市場価格が極端に低い250ccぐらいのバイクが当てはまります。
大手バイク買取業者の場合、無料買取もしくは買取処分料を請求される場合もあります。
※実際に処分にお金が掛かるケースもあります。
処分料金が高額な業者の場合は他を当たると良いでしょう。
原付の場合、フレームやサスペンション等が高強度で設計されていない為、軽い事故でもダメージが大きい場合があります。
また、車両を完全に復活させる為に掛かる費用が、車体の新車価格を超えてしまうことが少なくありません。
このように、価値が低い車両の場合、買取業者からしても値段が付けられないのです。
これは250cc~400ccクラスの市場価値が低い一部の単気筒バイクにも当てはまり、買取価格が付かないケースがあります。
このようにパーツも高く売れず、直しても採算が取れないバイクに関して、買取業者は消極的です。
しかし、エンジン実働・一部のパーツのみでも価値が全くないわけではありません。
このような市場価格が安いバイクの場合は、バイクの解体事業・古物販売を行っている業者に買い取ってもらうと良いでしょう。
少しでも価値が付くかもしれませんし、エンジンだけでも高価になる場合もあります。
但し、そのような業者は少ない為、信頼できる業者をリサーチする必要があります。
次に、高額車両の事故車買取に関するポイント
事故車起こしを行う業者と提携している買取業者ならば高価買取が期待できます。
現行の大型車の場合、諦めるのはもったいないです。
悲しい話ですが、タダで処分しても、高額で買い取ってもらっても、どちらにせよ専門業者の元に渡り復活後、業者オークションに流れます。
特に軽度な事故の場合は、それなりの高額が期待できるため、何社も買取査定を依頼して納得のいく値段で売却できるでしょう。
フロントまたはリアどちらかの、片側のみ損傷している場合、ニコイチと呼ばれる作業によって事故車同士を使って1台の車両に仕上げらる場合もあります。
損傷が激しい場合でも、使えそうなパーツが残っていればチャンスです。
パーツ単体でも、中古パーツがあまり出回っていない車両の場合は、かなりの需要があります。
それは、バイクの単体パーツは新品で買うととても高価だからです。
不動車の買取について
一言で不動車といっても色々なケースがあります。
基本的には、様々な事情によりバイクに乗らなくなり、動かなくなって放置された車両が多いです。
単なるバッテリー上がりならば、安価なバッテリーに交換して、実働車両として売却することをお勧めします。
不動車というだけで、チェック不可な項目が多い為大幅に減額されます。
数年にわたる放置期間が有る場合は、タンクや燃料系統の腐食・各部の錆びなどが減点となります。
動かない不動車というのは業者にとってもリスキーな買取ですが、近年は絶版車の人気も高まっており諦める理由にはなりません。
但し、車両によっては事故車よりもパーツの価値は高い場合もあるでしょう。
各部が曲がっていないだけ、まだ希望があります。
また、車検証などの「書類」が紛失されていると、価値が激減しますので、必ず無くさない様に保管してください。
見つからない場合でも、諦めずに探しましょう。
保管場所が倉庫の場合も買取価格が高額になる傾向があります。
屋外保管よりも、状態が良いことが殆どだからです。
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いずれの場合も諦めてはいけない
「多少の処分料でも仕方ない…」
「無料で引き取ってもらえるなら…」
家族などにバイクのスペースが無駄と言われ、このように安易に引き取ってもらうケースも少なくない様です。
しかし、実際は各パーツに少なからず価値があるケースが殆どです。
「買取業者に処分料を要求されたけど、断ろうとしたら無料で引き取ってくれた or むしろ買い取ると言われた」
このようなケースは少なくありません。
バイクの買取業者は、営利目的で営業を行っている企業ですので、成績が求められるのは当然です。 最初は処分料を要求してきますが、引き取りさえ拒否されてしまえば成績にすらならないのです。
処分料を必ず払わなくてはならない車両というのは、多くの業者に買取査定をお願いして、どの業者でも処分料が掛かるように言われるような非常に酷いダメージを受けた車両だけです。