カスタムバイク買取り、諦めるのは早い!! カスタム車ならではの買取ポイント
2016/12/08
買取において「カスタムバイク」はイメージが悪い場合も少なくありません。
切ったり貼ったりを繰り返す等の後戻りできない加工が施されている場合や、素人による作業で配線が滅茶苦茶になっているケース等もあります。
また、カスタムされている場合「荒く乗られているのでは??」という印象を買取業者に与えることがあります。
しかし、カスタム車両を得意とするバイク買取業者が存在するのも事実です。
カスタムパーツは高額な品も多く、買取時にメリットとなる場合もあります。
ポイントを抑えて買取を依頼すれば、同じ車両でも買取価格が大きく異なるケースも少なくありません。
この記事の目次
ライトカスタム車両を買取に出す場合
バイクにはカスタムできる箇所が幅広くある為、数多くのカスタムパーツが登場しており、ポン付け可能な車種専用パーツも少なくありません。
一般的にライトカスタムとは
・マフラー
・セパレートハンドル(車種専用)
・バックステップ
・サスペンション
・シート変更
・ビキニカウル等の外装追加
等の、純正部品へ戻せる状態のカスタムが行われている場合は、ライトカスタムと判断されるケースが殆どです。
※電話で買取依頼を行う場合、単に「ライトカスタム」と言っただけではカスタムの状態が伝わらないので、「~製のマフラー」といった様に、詳細を詳しく説明してください。
ライトカスタム車両の場合、純正パーツがあれば元に戻すことが可能なの点がポイントです。
純正状態へ戻すことが可能なレベルのカスタムならば、それ程までに買取価格に悪影響を与えることが少ないからです。
※格安社外外装や、海外製の安物補修メーター等、買取にマイナスとなる場合もあります。
その場合は、買取時にマイナス印象となってしまうのです。
では逆に、「高く買い取られるライトカスタム車両」はどの様な車両でしょうか??
マフラーで言えば「ヨシムラ製マフラー」等の、バイク買取業者ならば誰もが知っているブランドパーツが装着されている場合、高額買取が行われるケースが多いです。
動画はバイク用マフラーで有名なヨシムラ管のサウンド動画です。
買取時に「これはどのメーカーの商品で、定価は幾らで中古でもこれぐらいの価値がある」ということをしっかりと伝えることが大事です。
勿論、買取業者もプロなのでパーツの相場を熟知していることは多いでしょう。
※車検対応品の場合、公認書類が保管されているかもポイントです。
また、純正パーツが保管されているかも大きなポイントです。
もし販売ショップの趣向に沿わないカスタムだった場合でも、部分的に元に戻すことが可能だからです。
全ての純正パーツが揃っている場合、全て純正パーツに戻して買取を行い、外した社外パーツは買取依頼主がネットオークション等で販売してしまうということも可能です。
但し、経験者でないと敷居が高いということもあり、「純正戻し」の状態と「社外パーツ装着状態+純正パーツのセット」で見積もりを行ってもらい、カスタムされた状態の買取価格が高評価ならばそのまま売ってしまった方が良い場合もあります。
ライトカスタムの場合でも、買取業者次第で買取価格が大きく異なる場合がありますので注意が必要です。
そのカスタム状態のまま販売できるようなショップと提携していれば、他社よりも高額で買い取ることが可能な為です。
フルカスタム車両とは
出典:http://www.racingworld.co.jp
フルカスタム車両とは、ライトカスタムとは異なる、「唯一無二」と言える仕様に仕上げられたカスタム車両です。
非常に定義が難しく、その基準は人それぞれと言えますが、ある程度の共通点があります。
フルカスタム車両の特徴として、
・改造費が数百万~数千万円
・ほぼ全ての箇所がカスタムされている
・既製品ではない、いわゆるワンオフパーツ(オーダーメイド・オリジナル加工を行ったパーツ)が多用されている
・高額なカスタムペイントが施されている
・エンジンが激しくチューニングされている
・既製品では不可能なローダウンが行われている
・車体側に戻すことが不可能な加工が施されている。
このような要素を複数併せ持っている車両がフルカスタム車両に該当するケースが多いと言えます。
高額な改造費が掛けられているため、新品時のパーツ代だけでも買取査定額を超えてしまっていることがしばしばあります。
しかし、パーツの取り外しが不可能でもう元の純正状態に戻せない仕様の場合は、ノーマル車と同じかそれ以下の査定額を提示する買取業者も少なくありません。
フルカスタム車をそのままの状態で店頭に並べても、「支払い総額が非常に高額」であり、「購入希望者の希望と微妙に合わない」というケースが多い為、長期在庫となり結局安値で売却するケースや、パーツをばらしてバラ売りするケースが非常に多いです。
では、フルカスタム車両をそのままの状態で高く売るにはどうすればよいのでしょうか??
答えは「とにかく沢山のバイク屋に査定依頼を行う」ことです。
フルカスタム車両でも「特定のジャンル」ならば売却が上手いショップは存在します。
こういったショップの場合、たとえ車両が売れなくても、フルカスタム車両に装着されている部品を有効活用したり、買い取ったフルカスタム車両の仕様を少し変更するだけで良く売れるコツを知っているので、高額で買取事が可能なのです。
とあるショップでは40万円の査定(ノーマル車並み)が出たフルカスタム車両が、専門的なショップ・買取業者では150万円以上の買取に成功した例もあります。
これだけの差額を考えれば、多くの買取査定を依頼する意味もあると言えるでしょう。
それ程、フルカスタム車両の買取価格は業者によって異なるのです。