アメリカにおけるバイク事情【2018年最新】

      2018/08/05

 

アメリカのバイク統計データ(保有台数など)

面積(2018年統計)

9,628,000㎢

人口(2018年統計)

327,830,000人

バイク保有台数(2016年)
※米国統計ポータルstatista調べ

約867.9万台 ※推定

バイク普及率

3%

年間新車販売台数(2016年統計)
※米国統計ポータルstatista調べ

約48.7万台

二輪年間生産台数

-

 

アメリカの面積や人口

アメリカの国土面積はロシア、カナダに次ぐ世界第三位で、人口も中国、インドに次いで世界第三位です。

 

アメリカのバイク保有台数

アメリカのバイク保有台数は、推定で867.9万台です。

アメリカ全土での正式な統計は取られていないようなので、各州での販売台数を合計した台数を掲載しました。日本の保有台数は1,121台で、人口が日本の3倍でことを考えると、アメリカではバイクがあまり普及していないことがわかります。

 

アメリカの二輪年間新車販売台数

アメリカの二輪年間販売台数は、日本より少ない48.7万台です。人口が約3分の1しかいない日本が59.7万台なので、アメリカではあまりバイクが売れていないといえます。

アメリカの二輪生産台数は、公表されていません。

 

アメリカを代表するバイクメーカー

アメリカを代表するバイクメーカーは、

ボス・ホス
ビューエル
オレンジ・カウンティ・チョッパー
ハーレー・ダビッドソン、
インディアン
フェニックス
サクソン
ヴィクトリー

などがあります。

 

アメリカの人気車はこれ!

販売台数の多い車種も公表されていませんが、カナダの企業が運営するmotorcycle.comのユーザーランキングでは以下のようになっています。(2018年モデル)

ランク

車種

1

ピアッジオ・リバティー150 ABS

2

BMW・G310R

3

BMW・R1200RT

4

インディアン・チーフ

5

ハーレーダビッドソン・ソフテイル ヘリテイジクラシック114

6

BMW・R1200RS

7

ハーレーダビッドソン・ストリート500

8

BMW・HP4レース

9

カワサキ・NinjaH2

10

ハスクバーナ・FS450

 

ピアッジオ・リバティ―150

画像出典:ピアッジオ公式サイト

このランキングにおいて日本のバイクは1社しか入っていませんが、カテゴリ別にみると多くの日本製のモデルが5位以内に入っています。

 

アメリカツーリング・ハーレー~ダイジェスト~(US touring in 2009)

2009年になりますが、アメリカのハーレー・ツーリングの魅力をご紹介した動画です。

 

 

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アメリカのバイクや道路の特徴

アメリカのバイクや道路の事情について、ご紹介していきたいと思います。

 

アメリカの特徴①:バイク保有台数が多いのは断トツでカルフォルニア州

アメリカでバイク保有台数が多いのはカリフォルニア州です。

その数は84.2万台で、2位はフロリダ州(58.2万台)、3位はオハイオ州(40.8万台)となっています。アメリカの中では、群を抜いて多い保有台数をほこっています。

考えられる要因は、カルフォルニアの人口の多さです。意外と知られていませんが、その人口は日本の首都圏を上回る約4,000万人です。カルフォルニアの2分の1ほどの人口約2,000万人のニューヨーク州の保有台数が、同じく半分程度の約40万台であることを考えると、割合としては妥当といえるかもしれません。

 

アメリカの特徴②:アメリカでも若者のバイク離れが進んでいる

日本同様、アメリカにおいても若者のバイク離れが加速しています。

アメリカの2001年時点の二輪購入者の平均年齢は40歳でしたが、2010年には49歳まで上昇しています。初めてバイクを購入する顧客の割合も年々低下しているため、メーカーによる顧客獲得はかなり苦戦しているようです。主な原因は経済危機によるものですが、経済が回復しても二輪市場は回復しないとの予測も立てられています。

新規購入顧客が増えておらず、既存のユーザーが年齢を重ねているということになります。

 

アメリカの特徴③:アメリカ人が選ぶ信頼できるバイクは「ヤマハ製」

アメリカ人が選ぶ信頼できるバイクメーカーは、ヤマハです。

アメリカの最有力消費者情報「コンシューマー・リポート」による「2016年最も信頼できるオートバイメーカー」が公表されました。結果は以下のとおりです。

ランク

メーカー名

故障率

1

ヤマハ

日本

11%

2

ホンダ

日本

12%

2

スズキ

日本

12%

4

カワサキ

日本

15%

5

ヴィクトリー

アメリカ

17%

6

ハーレー・ダビッドソン

アメリカ

26%

7

トライアンフ

イギリス

29%

8

ドゥカティ

イタリア

33%

9

BMW

ドイツ

40%

10

カンナム

カナダ

42%

※購読者を対象に同社が調査

4年以内の故障率が10人に1人という少ない割合で、しかもその故障が200ドル以下の軽微であることからヤマハが1位に選ばれています。ちなみにハーレーは4人に1人、BMWは3人に1人という高い割合でトラブルを経験していることになります。

 

アメリカの特徴④:西海岸では「HOGGスタイル」が人気

アメリカ西海岸では、HOGGスタイルが人気です。

HOGGスタイルとは、かつて黒人たちが生み出したハーレーのカスタムスタイルのことです。HOGGスタイルの定義は、「バウンス」「ロック」「スケート」「ロール」から成り立っていて、リアタイヤを滑らせたりウィリーしたりできる必要もあります。日本風のHOGGスタイルは、過激でゴージャスなカスタムが施されています。

 

アメリカ西海岸「HOGGスタイル」の動画

日本ではまだメジャーではありませんが、今後HOGGスタイルが流行する可能性はあります。

 

世界のバイク事情

国名 人口 バイク普及率 バイク所有台数
(百万台)
バイク販売台数
(百万台)
中国(電動+ガソリン) 13.9億 20% 282.4 48.0
インド 13.1億 12% 155.0 20.2
アメリカ 3.3億 3% 8.7 0.5
インドネシア 2.6億 29% 76.4 5.6
ブラジル 2.1億 6% 13.1 1.4
パキスタン 2.1億 5% 10.8 1.6
ナイジェリア 1.9億 - - 1.4
ロシア 1.5億 1% 2.0 0.1
メキシコ 1.3億 2% 3.0 0.7
日本 1.3億 9% 11.2 0.4
フィリピン 1億 5% 5.3 1.3
ドイツ 0.8億 7% 6.1 0.1
タイ 0.7億 30% 20.5 1.8
フランス 0.6億 5% 3.0 0.3
イタリア 0.6億 14% 8.5 0.2
スペイン 0.5億 11% 5.0 0.2
台湾 0.2億 58% 13.7 0.9

 

中国のガソリンバイク・電動バイク内訳

中国(ガソリン) 13.9億 6% 82.4 8.0
中国(電動) 13.9億 14% 200.0 40.0

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