【2018年最新】メキシコにおけるバイク事情
メキシコのバイク統計データ(保有台数など)
面積 | 1,972,550㎢ |
人口(2016年) | 128,632,000人 |
バイク保有台数(2016年統計) ※メキシコ国立統計学研究所(Inegi)調べ |
2,987,057台 |
年間新車販売台数(2014年統計) ※Motorpasion調べ |
683,400台 |
二輪車年間生産台数 | - |
メキシコの面積や人口
メキシコは、日本のおよそ5倍の国土に日本と同じぐらいの人が住んでいます。
面積は世界第13位で、人口は2016年に日本を抜いて第10位になりました。
メキシコのバイク保有台数
メキシコのバイク保有台数は、日本(1,121万台)のおよそ4分の1です。
メキシコの二輪年間新車販売台数
メキシコの年間二輪車販売台数は、日本(35.7万台)のおよそ2倍です。
メキシコを代表するバイクメーカー
メキシコを代表するバイクメーカーには、イタリカがあります。
メキシコの人気車はこれ!
ランク |
車種 |
販売台数 |
1 |
Bajaj・Boxer CT100 |
25,276台 |
2 |
ヤマハ・YW125X |
15,145台 |
3 |
ホンダ・CB110 |
12,095台 |
4 |
ヤマハ・XT125 |
6,658台 |
5 |
Bajaj・Pulsar UG Pro |
6,400台 |
6 |
ヤマハ・T115 |
5,782台 |
7 |
KYMCO・Uni K115 |
5,665台 |
8 |
Hero・EcoDeLuxe |
5,608台 |
9 |
Bajaj・Platino110 |
5,486台 |
10 |
TVS・Sport |
5,341台 |
※2016年統計、Las motos調べ
最も高い人気をほこっていたのは、BajajのBOXER CT110です。
日本ではあまり馴染みのないBajaj(バジャージまたはバジャジと呼ばれる)は、ヒーロー社とともにインドの二輪車メーカーを代表するほど大きなメーカーです。メキシコでは日系メーカーも健闘していて、4車種がランクインしています。
Bajaj・BOXER CT110
画像出典:Las motos
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メキシコのバイクや道路の特徴
メキシコのバイクや道路の事情について、ご紹介していきたいと思います。
メキシコの特徴①:2016年のシェアではBajajが1位
2016年のメキシコにおける販売台数では、Bajajが1位でした。販売台数のTOP5は以下のとおりです。
メキシコにおける二輪車販売数TOP5(メーカー別)
ランク |
メーカー名 |
販売台数 |
1 |
Bajaj |
86,172台 |
2 |
ヤマハ |
50,817台 |
3 |
AKT |
39,548台 |
4 |
ホンダ |
29,467台 |
5 |
スズキ |
26,950台 |
※2016年統計、Las motos調べ
メキシコにおいてはバジャジが圧倒的な販売台数をほこっていて、次いで日系メーカーのヤマハ、3位はコロンビアの二輪車メーカーであるAKTがランクインしています。アジアで最も強い存在感を示しているホンダは、4位にとどまっています。
バジャジは、ここ数年で台頭していて、これからも人気は維持されていくことになるでしょう。
バジャジが売れている理由
バジャジが人気の理由としては、激安であることと自動車メーカーでもあることの2点であると推測できます。
日本でもChopsが2017年より取扱いを開始していて、インドネシア向けの「カワサキBAJAJ」であるパルサー200シリーズは乗り出し価格30万円以下です。
メキシコで売れている理由としては、価格やクオリティの高さ、ラインナップの豊富さであるといえます。
メキシコの特徴②:保有台数は16年間で916.3%の伸び
メキシコでは、保有台数が16年で916.3%も伸びています。
2000年時点の二輪車保有台数は29.3万台でしたが、2016年の統計では298.7台に達しています。同じく四輪の伸びは16年間で189.6%であったことを考えると、二輪需要が大きく高まっていることがわかります。
今後も、二輪需要は大きくなっていくことが予想されています。
オートバイが増える大きな要因
バイク需要の高まりは、メキシコ政府が打ち出した環境対策が関係しています。年に2回車両検証プログラムを行う必要があり、重さ400kg未満のバイクや車両は対象外となるためです。
メキシコの特徴③:200cc以下のバイクが人気
TOP10にランクインした車種は全て200cc以下であることからも、その人気ぶりがわかります。では、なぜ200ccバイクが人気なのかというと、ひとつは先述の車両検証プログラムによる維持費の問題、もうひとつは、メキシコは狭い道路が多いためです。
こういった要因から、メキシコでは200cc以下のバイクが最も売れています。
世界のバイク事情
国名 | 人口 | バイク普及率 | バイク所有台数 (百万台) |
バイク販売台数 (百万台) |
中国(電動+ガソリン) | 13.9億 | 20% | 282.4 | 48.0 |
インド | 13.1億 | 12% | 155.0 | 20.2 |
アメリカ | 3.3億 | 3% | 8.7 | 0.5 |
インドネシア | 2.6億 | 29% | 76.4 | 5.6 |
ブラジル | 2.1億 | 6% | 13.1 | 1.4 |
パキスタン | 2.1億 | 5% | 10.8 | 1.6 |
ナイジェリア | 1.9億 | - | - | 1.4 |
ロシア | 1.5億 | 1% | 2.0 | 0.1 |
メキシコ | 1.3億 | 2% | 3.0 | 0.7 |
日本 | 1.3億 | 9% | 11.2 | 0.4 |
フィリピン | 1億 | 5% | 5.3 | 1.3 |
ドイツ | 0.8億 | 7% | 6.1 | 0.1 |
タイ | 0.7億 | 30% | 20.5 | 1.8 |
フランス | 0.6億 | 5% | 3.0 | 0.3 |
イタリア | 0.6億 | 14% | 8.5 | 0.2 |
スペイン | 0.5億 | 11% | 5.0 | 0.2 |
台湾 | 0.2億 | 58% | 13.7 | 0.9 |
中国のガソリンバイク・電動バイク内訳
中国(ガソリン) | 13.9億 | 6% | 82.4 | 8.0 |
中国(電動) | 13.9億 | 14% | 200.0 | 40.0 |