【2018年最新】ナイジェリアにおけるバイク事情

   

ナイジェリアのバイク統計データ(保有台数など)

画像出典:Wikipedia

面積

923,768㎢

人口(2016年統計)

186,000,000人

バイク保有台数

-

年間新車販売台数(2013年統計)
※PHP研究所調べ

1,350,000台

二輪年間生産台数

-

 

ナイジェリアの面積や人口

ナイジェリアの面積は日本の約2.4倍、人口は約1.5倍です。

 

ナイジェリアの二輪年間新車販売台数

年間二輪車販売台数は135万台で、日本の35.7台の約3.8倍となっています。

 

ナイジェリアを代表するバイクメーカー

ナイジェリアを代表するメーカーには、

  • ホンダ・マニュファクチュアリング・ナイジェリア
  • ファセオ・ヤマハ・モーター・ナイジェリア

などがあります。

 

ナイジェリアで力を入れているバイク

ナイジェリアで力を入れているバイクは、ホンダのAce110です。

画像出典:ホンダ公式サイト

ビジネスユーザーを中心に好評のAce125のイメージを踏襲しつつ、品質やコスト削減を両立させることで7万円というリーズナブルな価格が実現したモデルです。

このモデルの投入により、ホンダのシェアを伸ばしていく方針です。

 

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ナイジェリアのバイクや道路の特徴

ナイジェリアのバイクや道路の事情について、ご紹介していきたいと思います。

 

ナイジェリアの特徴①:アフリカ最大の経済大国になりつつある

ナイジェリアは、南アフリカを抜いてアフリカ最大の経済大国に登りつめようとしています。

世界的に経済が減速傾向にある中、ナイジェリアは年間7%もの経済成長率を達成しています。アフリカ最大の人口で、若者の人口比率も高く、原油や天然ガスの資源が豊富だからです。

生産国としてだけではなく活発な消費も期待できるため、今後の発展が期待されているのです。

 

ナイジェリアの特徴②:アフリカ最大の二輪車マーケット

ナイジェリアは、アフリカ最大の二輪車市場といわれています。

アフリカ最大の人口を有しているうえ、アフリカで最も二輪車普及率が高いためです。ナイジェリアの二輪車総市場では2015年に100万台規模で、2017年には外貨調達の影響により50万台に落ち込みましたが、2018年は外貨流動性の改善により市場は回復するものと見られています。

二輪メーカーにとって「最後の楽園」と呼ばれるアフリカの中でも、特に二輪需要が見込まれているのです。

 

日系メーカーも進出している

ホンダは1979年に二輪生産販売子会社の「ホンダ・マニュファクチュアリング・ナイジェリア」、2005年に撤退したヤマハもフランスの商社で日本の豊田通商のグループ会社である「ファセオ」との合併会社「ファセオ・ヤマハ・モーター・ナイジェリア」を設立しています。

 

ナイジェリアの特徴③:アフリカで電動バイクの普及は難しい

いま世界的に注目を集めている電動バイクですが、アフリカにおける電動バイクの普及は難しいといわれています。その理由は、以下の2つです。

・性能を発揮できない気候だから

・電力事情が悪いため

これらについて、詳しくみていきます。

 

性能を発揮できない気候

アフリカは昼夜の気温の差が激しく、日中は40度以上で上昇して夜間は0度以下まで低下します。

電動バイクが性能を発揮するのは、気温が15~28度といわれているため、電動バイクの性能が発揮されないためです。

 

電力事情の悪い地域が多い

アフリカは電力事情の悪い地域が多く、充電がままならないことも理由です。

充電インフラを整えるのはコスト的にも厳しいうえ、走行距離が極端に多いことから現時点(後続可能距離が少ない)での普及は困難であると考えられます。

こういった理由により、アフリカではガソリン内燃機による二輪車が主要になるでしょう。

 

ナイジェリアの特徴④:アフリカでは中国やインドのメーカーが圧巻している

アフリカでは、中国製やインド製のバイクが圧倒的なシェアをほこっています。

中国製のバイクは日本円にして4万円ほどと安価で、東南アジアでは圧倒的な人気をほこるホンダであってもシェアは1%程度でした。アフリカ市場は、格安のバイクを壊れるまで乗って、アフターサービスは気にしないという特性があるためです。

近年のホンダやヤマハは、高品質でありながら低価格な新型の小型二輪車を投入するなど、アジアで培った経験を活かしてアフリカを攻略しようとしています。

 

ナイジェリアの特徴⑤:ナイジェリアはバイクタクシーが多い

ナイジェリアでは、「オカダ」と呼ばれるバイクタクシーが普及しています。

商用車なので安価なバイクを利用すると逆にコストが必要になってしまうことから、高品質なバイクが求められるという事情があります。そこに目をつけたのがホンダで、中国製やインド製の安価なバイクと比べるとやや高額ですが、高性能で優れた耐久性のバイクを発売しました。

これにより、ホンダのシェアはわずか2年で1%から12%まで激増しています。

 

オカダという飛行機会社が由来

バイクタクシーの「オカダ」は、アフリカにあったオカダという飛行機会社が由来です。

この会社の飛行機は時刻表があっても時間を守らないなど、国民から信頼されていなかったことから倒産してしまったようです。このバイクタクシーも速いというメリットはあっても、運転が荒く故障や事故が多いうえに警察に捕まってしまうことから、オカダと呼ばれるようになったそうです。

 

世界のバイク事情

国名 人口 バイク普及率 バイク所有台数
(百万台)
バイク販売台数
(百万台)
中国(電動+ガソリン) 13.9億 20% 282.4 48.0
インド 13.1億 12% 155.0 20.2
アメリカ 3.3億 3% 8.7 0.5
インドネシア 2.6億 29% 76.4 5.6
ブラジル 2.1億 6% 13.1 1.4
パキスタン 2.1億 5% 10.8 1.6
ナイジェリア 1.9億 - - 1.4
ロシア 1.5億 1% 2.0 0.1
メキシコ 1.3億 2% 3.0 0.7
日本 1.3億 9% 11.2 0.4
フィリピン 1億 5% 5.3 1.3
ドイツ 0.8億 7% 6.1 0.1
タイ 0.7億 30% 20.5 1.8
フランス 0.6億 5% 3.0 0.3
イタリア 0.6億 14% 8.5 0.2
スペイン 0.5億 11% 5.0 0.2
台湾 0.2億 58% 13.7 0.9

 

中国のガソリンバイク・電動バイク内訳

中国(ガソリン) 13.9億 6% 82.4 8.0
中国(電動) 13.9億 14% 200.0 40.0

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