ホンダ・ステップワゴン、3年後のリセールバリューは50~70%?買取相場は最高クラス
2016/09/28
ステップワゴンのリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:www.carsensor.net
ステップワゴンとは?
本田技研工業が1996年より製造・販売しているミニバンタイプの乗用車です。発売以前の多くは商用車のようなキャブオーバータイプのFRレイアウトだったのに対し、FFレイアウトのボンネットタイプとして登場したことで、一躍大人気モデルとなりました。
現行モデルは5代目となっていて、2015年より販売されています。また、急なマイナーチェンジも予定されていて、ハイブリッドモデルが追加予定となっています。
ステップワゴンの特徴
まず、4代目モデルから大幅なダウンサイジングを実施したエンジンは、ホンダ新世代パワー・ユニットの1.5L直噴ターボを搭載しています。これによって2.4L並のトルクやパワーを得ることが可能となっています。
ステップワゴン、リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするステップワゴンのモデル
車種:ホンダ・ステップワゴン
年式:2013年
グレード:G Eセレクション
走行距離:50,000km程度
ボディカラー:ホワイト
修復歴:なし
新車時本体価格:222万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
ステップワゴンの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
ホンダ・ステップワゴン (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
154万円 (*1) |
110万円 (*2) |
131.6万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は154万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので110万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取相場
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は188万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、188×0.7=131.6万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
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ホンダ・ステップワゴン (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
70% |
50% |
60% |
計算式 |
154÷222万円 |
110÷222万円 |
131.6÷222万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、ステップワゴンの3年後のリセールバリューは50%~70%という結果になりました。
ステップワゴンのリセールバリュー・買取相場が良い8つの理由
1.(プラス要因)ステップワゴン自体が人気
ステップワゴンは非常に人気が高い車種です。新車販売台数ランキングのミニバン部門でも上位に入るほどの売上を誇っていて、ホンダの稼ぎ頭のひとつと言っても過言ではないのではないでしょうか。そういった人気の高さがリセールバリューを押し上げている原因になっていると考えられます。
2.(プラス要因)ミニバンの中でも5ナンバーサイズは人気
ライバル車を含めて、5ナンバーサイズのミニバンは多くの需要があります。フルサイズのミニバンと比べても取り回しやすく便利ですし、しっかりと走るというところが利点です。多くの需要があるためリセールバリューを良くしているのではないでしょうか。
3.(プラス要因)中古車市場でも人気
ミニバンの中古車人気ランキングでも上位に入るほどの人気ぶりです。当然、そうした人気ぶりがリセールバリューへ反映されていることは言うまでもありません。
4.(プラス要因)買いやすい
ステップワゴンを購入する上で、やはりコストパフォーマンスを省くことは出来ません。新車の購入となると、フルサイズのミニバンであれば購入するのも大変ですが、ステップワゴンであれば、当然そこまでではありません。
5.(プラス要因)ホンダ車はリセールバリューが良い
ホンダ車は、トヨタ車に次いでリセールバリューが良い傾向にあります。
6.(マイナス要因)現行モデルの売れ行きが伸び悩んでいる
2015年にフルモデルチェンジをしたばかりなのに、突然2017年にはマイナーチェンジが行われると言われています。原因としては、フルモデルチェンジを迎えたばかりの2015年度の新車販売台数は思いの外伸び悩んでいて、ライバル車であるトヨタの「ヴォクシー・ノア・エスクワイア」や日産の「セレナ」よりも下回っていたためだと推測されています。
【販売不振の新型ステップワゴン、テコ入れにハイブリッド車追加のうわさ】
参照:https://goin.jp/8454
つまり、現在の人気が低迷しているためリセールバリューに反映されてしまう形となったのかもしれません。
7.(マイナス要因)ハイブリッドモデルが設定されていない
上記と少しリンクしますが、今ではハイブリッドモデルがステータスになりつつあります。そのため、ユーザーは欲しい車のハイブリッドモデルを選ぶ傾向にあります。ステップワゴンにはハイブリッドモデルが設定されていませんから、ライバル車に逃げられている可能性もあります。
東京オートサロン2016で公開されたステップワゴン・モデューロ
画像出典:response.jp
また、需要が見込めるのでハイブリッドモデルには良いリセールバリューになりやすい傾向にあります。
8.(マイナス要因)基準モデルの走行距離が多め
今回基準となったモデルは50,000kmを超えていました。買取りや下取りに出す場合には50,000kmを基準に大きく値段が変わるので、もし50,000km以下だったらもっと良いリセールバリューとなっていたでしょう。
ステップワゴン、リセールバリュー・買取相場まとめ
これから新車でステップワゴンの購入を考えている方は、リセールバリューを考えているのであれば、もう少し待ってハイブリッドモデルを購入した方がお得かもしれません。ハイブリッドの購入を考えていないのであれば、逆に今なら新車でも値引きを期待出来ますし、中古車でも比較的お買い得に購入出来るのではないかと思います。
画像出典:http://www.photo-ac.com/