ホンダ・ステップワゴンスパーダ、3年後のリセールバリューは54~64%?買取相場は高い
2016/09/28
ステップワゴン「スパーダ」のリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:response.jp
ステップワゴンスパーダとは?
ステップワゴンスパーダは2003年より製造されているミニバンタイプの乗用車です。1996年から製造・販売されているステップワゴンから展開されたシリーズで、2代目モデルから製造されるようになりました。
ステップワゴンスパーダの特徴
ステップワゴンとの大きな違いは、エアロの装着や16インチのタイヤ(ステップワゴンは15インチ)いう外観だけではなく、ステップワゴンには搭載されていない装備などが使われています。
ステップワゴンと共通する新機能としては「わくわくゲート」と呼ばれる、通常の上ヒンジ式を採用した大開口テールゲートに横平木式のサブドアを組み合わせたゲートに、「マジックシート」と呼ばれる3列目シートを左右分割することで床下の格納スペースが使えるシートなどが採用されています。
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では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするステップワゴンスパーダのモデル
車種:ホンダ・ステップワゴンスパーダ
年式:2013年
グレード:スパーダZ
走行距離:50,000km程度
ボディカラー:ブラック
修復歴:なし
新車時本体価格:255万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
ステップワゴンスパーダの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
ホンダ・ステップワゴンスパーダ (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
163万円 (*1) |
137.5万円 (*2) |
147.4万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は163万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので137.5万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取り価格
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は210.6万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、210.6×0.7=147.4万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
ステップワゴンスパーダのリセールバリューは54%~64%
ホンダ・ステップワゴンスパーダ (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
64% |
54% |
58% |
計算式 |
163÷255万円 |
137.5÷255万円 |
147.4÷255万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、ステップワゴンスパーダの3年後のリセールバリューは54%~64%という結果になりました。
ステップワゴンスパーダのリセールバリュー・買取相場が良い6つの理由
1.(プラス要因)ステップワゴンの人気シリーズ
ステップワゴンスパーダは、2代目モデルのマイナーチェンジが行われた2003年以降から発売されている、とても人気の高いシリーズとなっています。ステップワゴンと比べると外観も豪華でファッショナブルになります。そのため、主な購入層である子育て世代の若いファミリーの男性層からは高い支持を得ています。
2.(プラス要因)ステップワゴンよりも多機能で豪華
ステップワゴンスパーダにはステップワゴンと共通する「わくわくゲート」以外にも、手元でシフトアップやダウンが出来る「パドルシフト」が搭載されていて、運転をより楽しくしてくれます。また、インテリアもブラック調のものがあしらわれています。
パドルシフト
3.(プラス要因)他社にも負けない魅力がたくさん
ステップワゴンスパーダを購入する層の中にはトヨタの「ノア・ヴォクシー」からの乗り換えも少なくないようです。そういった他社の人気車種にも負けない魅力を持っていることもリセールバリューを高くしている原因のひとつとして挙げられます。
4.(プラス要因)ホンダ車はリセールバリューが良い
ホンダ車は、ネームバリューや安心感があるため、トヨタ車に次いでリセールバリューが高くなる傾向にあります。
5.(マイナス要因)基準となったモデルの走行距離が多め
今回基準となったステップワゴンスパーダのモデルの走行距離が50,000km程度でした。5万キロを超えた時から中古車価格は大幅に減ってしまう傾向にあるため、今回のリセールバリューにも影響を及ぼしています。もし、5万キロ以内だった場合には、もう少し良いリセールバリューになっていたと推測できます。
6.(マイナス要因)ハイブリッドモデルがあれば…
ステップワゴン同様に、スパーダにもハイブリッドモデルが展開されていれば、更に高いリセールバリューが期待出来ていたでしょう。
ステップワゴンスパーダ、リセールバリュー・買取相場のまとめ
ステップワゴンでは物足りない、と言う人にはステップワゴンスパーダは更に豪華な仕様となっているので、魅力的だと思います。また、リセールバリューの面においてもステップワゴンよりやや良い傾向にありますので、こちらを選んでも後悔することはないと言えます。
また、中には誤解している方もおられるのですが、スパーダのようにエアロを装着して3ナンバーになったからと言って税金が変わるわけでもないので、予算が許すのであれば気に入った方を選べば良いのではないでしょうか。
また、排気量に関しても最新モデルにおいては先代モデルの2000ccから1500ccターボへと大幅なダウンサイジングを施されているため、燃費の面においても負担は軽減されています。
画像出典:http://www.photo-ac.com/