スズキ・スイフトRS、3年後のリセールバリューは51~52%?買取相場は中クラス
2016/09/28
スイフトRSのリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:www.goo-net.com
スイフトRSとは?
スイフトRSは2011年よりスズキ自動車が製造・販売しているハッチバックタイプのコンパクトカーです。スイフトをスポーティに作り上げた「特別仕様車」となっています。
スイフトRSの特徴
スイフトとの大きな違いですが、まず、エアロ専用仕様車となっているため、見た目がかなり異なります。具体的には、スポイラーやLEDサイドターンランプ付ドアミラー、フォグランプ、16インチのアルミホイールなどが採用されています。
また、「XG」グレードをベースに減衰力を高めたダンパーや欧州仕様のタイヤ、パワーステアリングコントローラーなどを採用しているため、直進安定力が高まっています。基本的にパワートレインなどはスイフトと大きく変わらないようです。
スイフトRS、リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするスイフトRSのモデル
車種:スズキ・スイフトRS
年式:2013年
グレード:RS ※5速MT
走行距離:30,000km程度
ボディカラー:不人気色(ブラック・ホワイト・シルバー・スイフトのみイエロー以外)
修復歴:なし
新車時本体価格:132.5万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
スイフトRSの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
スズキ・スイフトRS (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
69万円 (*1) |
67.6万円 (*2) |
68.4万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は69万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので67.6万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取り価格
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は97.7万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、97.7×0.7=68.4万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
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スズキ・スイフトRS (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
52% |
51% |
52% |
計算式 |
69÷132.5万円 |
67.6÷132.5万円 |
68.4÷132.5万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、スイフトRSの3年後のリセールバリューは51%~52%という結果になりました。
スイフトRSのリセールバリュー・買取相場がそこそこ良い6つの理由
1.(プラス要因)人気が高い
スイフトはもちろん、スイフトRSも同様に高い人気を誇っています。人気の理由は以下のようになります。
①特別仕様車だから
「スイフトスタイル」も含めて、スイフトにはない目を惹くようなエクステリアやインテリアが大きな魅力です。特にカスタムを好んでいる人も多いので、スイフトよりも少し頑張ってスイフトRSにしたいという人も多いのではないでしょうか。
●スイフトスタイル
画像出典:www.suzuki.co.jp
②ライバル車と比較して価格が安い
ライバル車のフィットRSやヴィッツRSと比較しても価格が安いということも魅力的です。ヴィッツRS・フィットRSは共に乗り出し価格が約200万円なのに対して、スイフトは僅か150万円程度となっています。これらのことから、スイフトRSはかなりお買い得な車だと言えます。
●ヴィッツRS
画像出典:www.goo-net.com
●フィットRS
画像出典:www.goo-net.com
③まるで欧州車のようなフィーリング
エクステリアデザインだけではなく、シートの着座位置やホールド性、乗り心地が長時間ドライブでも疲れにくい仕様になっていて、まるで欧州車のようなフィーリングを味わうことが出来ます。
④燃費が良い
基本的にスイフトとはエンジンの性能などはあまり変わっていないので、スポーティなスタイリングや上質なインテリア、充実した装備でありながら燃費は良いという良いとこ取りのグレードと言っても過言ではないのかもしれません。
⑤値段の割に装備が充実
スイフトRSはとてもパフォーマンスの高いモデルだと言えます。
スポーティな「特別仕様車」の割には、スイフトと比較しても飛躍的に値段が上がっているわけではありません。内容的にも充実していますし、より豪華になっている割に安いということが人気の理由かもしれません。
●スイフトRSのインテリア
画像出典:s18201460.suzuki-dealers.jp
この価格でオートエアコン、クルーズコントロール、オートライト、フルエアロが標準装備というのも驚きです。
2.(プラス要因)MTの方がリセールバリューは良い
下取りのシミュレーションでは、MTが69万円に対してCVTは67万円となっていました。ほんの数万円ではありますが、MTとCVTではやはりMTの方が高い買取りとなりました。
RSはスポーティなグレードになるので、MTの方に人気があるのは当然と言えるかもしれません。
3.(プラス要因)海外でも人気がある
スイフトRSは海外においても高い人気を誇っています。グローバル市場でも高い需要を持った車のリセールバリューは基本的に良くなります。
4.(マイナス要因)排気量が少ない
基本的にはスイフトと同じなので、排気量は1.2Lとなります。パワー不足に感じることもあるようです。それなら、もう少しお金を出してスイフトスポーツを買おうという人もいるのかもしれません。
スイフトとスイフトスポーツの間という微妙なポジションならではの理由と言えます。
5.(マイナス要因)小回りが利かない
●スイフトRSのホイール
画像出典:autoc-one.jp
16インチのアルミホイールを装着しているので仕方がないのですが、お蔭でコンパクトカーの魅力である小回りは利かなくなっています。
6.(マイナス要因)室内が狭い
他のスイフトやスイフトスポーツと同様に室内が狭いというのも、リセールバリューを下げているマイナス要因のひとつとして考えられます。ただ、スイフトRSやスイフトスポーツの購入を考えている人は実用性をあまり考えないはずなので、あまり大きな要因ではないのかもしれません。
スイフトRS、リセールバリュー・買取相場のまとめ
スイフトRSにはCVTとMTの2種類がラインナップされていますが、リセールバリューが若干良いのはMTですが、そこまでの差額ではないので好きな方を選択してストレスのないようにしたいところです。
スイフトと比べた場合にはリセールもそれなりに良く、見た目や仕様も豪華になり、値段もそこまで飛躍的にUPするわけではないので、スイフトRSの購入も検討してみてもよいのではないでしょうか。
画像出典:http://www.photo-ac.com/