トヨタ・アイシス、3年後のリセールバリューは54~62%?買取り相場は高い
2016/09/28
アイシスのリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:www2.toyota.co.jp
アイシスとは?
アイシスは2004年よりトヨタ自動車が製造・販売している乗用車です。国内向けに製造されている車で、左右非対称のボディを採用している5ナンバーサイズのミニバンです。また、2004年の発売以降モデルチェンジが実施されていないモデルで、トヨタにおいてはセンチュリーに次いで古参となっています。
アイシスの特徴
アルファードやウィッシュといったモデルの流れを汲んでいて、広い室内にスポーティなスタイリングが大きな特徴です。
トヨタのミニバンでは初となる床下格納式のサードシートを採用していることや、センターピラー内蔵ドアである「パノラマオープンドア」によって助手席・後部座席間のドアを開けるとピラーがない開口部が現れるのも魅力的です。
アイシス、リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするアイシスのモデル
車種:トヨタ・アイシス
年式:2013年
グレード:プラタナ Vセレクション
走行距離:30,000km程度
ボディカラー:ホワイト
修復歴:なし
新車時本体価格:226.6万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
アイシスの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
トヨタ・アイシス (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
123万円 (*1) |
141.5万円 (*2) |
129.5万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は123万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので141.5万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取り価格
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は185万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、185×0.7=129.5万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
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トヨタ・アイシス (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
54% |
62% |
57% |
計算式 |
123÷226.6万円 |
141.5÷226.6万円 |
129.5÷226.6万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、アイシスの3年後のリセールバリューは54%~62%という結果になりました。
アイシスのリセールバリュー・買取相場が良い6つの理由
1.(プラス要因)人気がある
アイシスは、国内向けに販売されていることもあって、一定の人気があります。その人気によってリセールバリューにプラスする影響を与えていると言えるでしょう。どのような部分に人気があるのかは以下のようになっています。
①:室内が広い
やはりミニバンなので、広々とした室内はかなりの魅力のようです。しかも大き過ぎない5ナンバーサイズなので取り回しが良く、男性だけではなく女性でも比較的扱いやすいのではないでしょうか。
②:機能性が高い
パノラマオープンドアによって、開放感があります。車高も低く低床となっているので、乗り降りの際にも楽なのが特徴です。また、後席がスライドドアという点も人気の理由のようです。
③:比較的燃費が良い
アイシスは、5ナンバーサイズのミニバンということもあって、燃費の面でも優秀です。因みに、カタログ燃費JC08モードで13.6km/L~15.4km/Lとなっています。
2.(プラス要因)ミニバン自体の人気が高い
国内においては、SUVやミニバンといったジャンルはかなり人気があります。アイシスもミニバンの中では決して人気があるモデルとまでは言えませんが、それでもリセールバリューが良いという一面や販売を中止しないことなど、一定の需要があることは確かなのではないでしょうか。
●SUV(画像はランドクルーザープラド)
画像出典:www.goo-net.com
3.(プラス要因)カスタムされた人気グレードだから
今回基準となったモデルのグレードは、カスタマイズされてスポーティになった「プラタナ」です。このグレードは3ナンバーにはなってしまうものの、他のグレードに比べて人気があると言えます。「プラタナ」がリセールバリューを上げる要因のひとつになっている可能性は高そうです。
●アイシス・プラタナ
画像出典:www.goo-net.com
4.(プラス要因)トヨタブランドだから
アイシスは、トヨタ自動車が製造しているミニバンです。海外・国内共に大きな人気と知名度を誇るトヨタ自動車の信頼度は絶大なのでリセールバリューにも良い影響を与えています。
5.(マイナス要因)モデルチェンジをしていない
アイシスは2004年のデビュー以来、一度もモデルチェンジを迎えていません。そのため、2004年式と現在発売されている年式と比べても、多少の改良は施されていてもほとんど変化がありません。そのため、現在アイシスを購入しても古臭く見えてしまいます。
そういった部分がマイナスとなっています。
6.(マイナス要因)ハイブリッドモデルの設定がない
アイシスには、他のモデルのようにハイブリッドの設定がありません。近年では燃費を気にするユーザーとハイブリッドというステータス性に重きを置かれるユーザーも増えてきているので、ハイブリッドモデルがないというのは、人気を衰えさせる原因にもなりかねません。
アイシス、リセールバリュー・買取相場のまとめ
アイシスは手頃な価格で販売されている5ナンバーサイズのミニバンです。新車で購入される場合には、メーカー側からも大きな割引が期待できると思いますし、中古車での購入も低年式でも古臭さが出ないのでオススメだと言えます。
ただ、運転席のピラーが太くて視界が悪いという声もよく見かけるので、購入を考えている時にはそういったデメリットも考慮する必要がありそうです。
●アイシスのピラー
画像出典:angler-churin.la.coocan.jp
リセールバリューを考えての購入であれば、一番高く買取ってくれそうな「プラタナ」を選択した方が湯良いかもしれません。
画像出典:http://www.photo-ac.com/