ホンダ・オデッセイのリセールバリュー買取相場、3年後68%・5年後55%?
2016/10/09
ホンダ・オデッセイのリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:www.honda.co.jp
オデッセイとは?
オデッセイは1994年よりホンダ技研工業が製造・販売している上級ミニバンです。現行モデルは2013年より販売されていて、5代目となっています。乗用車ベースのミニバンとして開発されているため、セダンに匹敵する運動性能を持ちながらセダンより広いスペースを持っています。
オデッセイの特徴
刷新された独自の「超低床プラットフォーム」によって、広い室内空間を確保することが出来ているほか、リアスライドドアや2列目プレミアムクレードルシートなどの採用によって実用性や快適性が向上しています。
また、エンジンにはホンダの次世代環境技術である「EARTH DREAMAS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」が投入され、加速性能を向上させながらも優れた燃費性能を発揮していることも大きな特徴のひとつです。
オデッセイ、3年後リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするオデッセイのモデル
車種:ホンダ・オデッセイ
年式:2013年
グレード:アブソールトEX
走行距離:20,000km程度
ボディカラー:ブラック
修復歴:なし
新車時本体価格:341.4万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
オデッセイの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
ホンダ・オデッセイ (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場(参考) |
3年落ちの査定相場 |
225万円 (*1) |
231.8万円 (*2) |
197.8万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は225万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので231.8万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取り価格
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は282.6万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、282.6×0.7=197.8万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
オデッセイの3年後リセールバリューは58%~68%
ホンダ・オデッセイ (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
66% |
68% |
58% |
計算式 |
225÷341.4万円 |
231.8÷341.4万円 |
197.8÷341.4万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、オデッセイの3年後のリセールバリューは66%~68%という結果になりました。
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基準とするオデッセイのモデル
車種:ホンダ・オデッセイ
年式:2011年
グレード:アブソルート
走行距離:50,000km程度
ボディカラー:ホワイト
修復歴:なし
新車時本体価格:275.2万円
オデッセイ・5年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
ホンダ・オデッセイ (2011年式・5年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
5年落ちの査定相場 |
99万円 |
152万円 |
127.5万円 (*3) |
(*3)中古車価格
平均中古車価格:182.2万円
182.2×0.7=127.5万円
5年後のオデッセイ・リセールバリューは36%~55%
ホンダ・オデッセイ (2011年式・5年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
36% |
55% |
46% |
計算式 |
99÷275.2万円 |
152÷275.2万円 |
127.5÷275.2万円 |
※小数点は四捨五入
オデッセイ・5年後のリセールバリュー・買取相場は高い
基準となったモデルの走行距離は年式の割に若干少なめだということと、人気色だということを考慮してもリセールバリューは高い傾向にあると言えるのではないでしょうか。また、「下取り価格」「実際の査定価格」「中古車価格」全てに約10%間隔で差があるので、一概には言い切れないのかもしれません。
オデッセイのリセールバリュー・買取相場が良い6つの理由
1.(プラス要因)高い人気を誇っている
オデッセイのリセールバリューの高さの理由として、人気の高さが挙げられます。その人気の高さの理由は以下のようになっています。
①ロングセラーモデルだから
●初代・オデッセイ
画像出典:www.carsensor.net
1994年から発売されて以来、オデッセイは爆発的な人気とまではいきませんが、一定数の人気があるため現在でも販売され続けています。
②室内が広く走りも良い
セダンをベースに作られているモデルなので、セダンと同レベルの走行性能を持っている上に、セダン以上に室内が広いということが大きな魅力の一つだと言えます。
③実用的な機能も多い
三列目のシートですが、床下に格納できるようになっているので、いつもより荷物を多く積みたい時にも便利ですし、二列目のシートを後ろまで下げて広く使うということも可能になっています。
また、スライドドアがあるので子供が隣の車にドアをぶつけるという心配もないのが嬉しいです。
④車体の大きさの割に小回りがきく
基本的にオデッセイはボディの大きさの割には小回りがきき、ハンドリングも軽いので取り回しが楽です。しかも、低重心なので乗り降りはもちろん乗り心地も良くなっています。
⑤このクラスにしては比較的低価格
ライバル車と比較しても、オデッセイは若干安いのでお求めやすいと言えます。しかも値段の割に内容もそれらより劣るということはないので、かなりお買い得なモデルではないでしょうか。
2.(プラス要因)ミニバン自体が人気
国内では、ミニバンとSUVの人気が圧倒的に高いので、ある程度どんなモデルであっても比較的良いリセールバリューとなることが多いようです。特にオデッセイは若いファミリー層からも支持があるので、中古車市場においても高い需要があると思われます。
3.(プラス要因)ホンダというブランド
画像出典:www.honda.co.jp
トヨタに次いで良いリセールバリューになりやすいのがホンダというブランドです。海外においても知名度は高く、根強い人気を誇っています。そのため、国内で販売できなくても海外に需要があるので、結果的に良いリセールバリューにつながったのかもしれません。
4.(プラス要因)人気のあるグレードだったから
今回基準となったモデルですが、オデッセイの中でも比較的人気があると思われる上位グレードのアブソールトEXだったということも、リセールバリューを押し上げる結果となった可能性があります。
因みにアブソールトは、安全装備や快適装備が充実しているグレードとなっています。
5.(プラス要因)走行距離が少なめ
今回基準となったモデルの走行距離が少なかったということも、リセールバリューが良かった原因のひとつとして挙げられます。走行距離は中古車査定においては大きく価格を変動させる要因のひとつなので、少なかったということも良い方向へつながったと言えます。
6.(マイナス要因)立体駐車場に入らないこともある
オデッセイは先代モデルと比較して、全高が150mm高くなったため高さ制限のある立体駐車場に入らないということも多くなっているようです。
オデッセイ、リセールバリュー・買取相場のまとめ
若年ファミリー層を中心に人気のあるオデッセイですが、使いやすい上に燃費も悪くないので、経済的でありながら利便性や実用性も高いというとても良い車ではないでしょうか。また、その割には走行性能も高く乗り心地も良いので、欠点が少ない車なのかもしれません。
また、売却する時には良い値段をつけてくれるので、至れり尽くせりなモデルだと言えます。
画像出典:http://www.photo-ac.com/