「盗難車」やばい全貌が3分でわかる!国内でも販売?【中古車の怖~い怪談】

      2016/06/29

中古車の怖いウワサ 第5弾:『盗難車』

今回は、巷にはびこっている怖いウワサの第5弾をお送りしたいと思います。因みに第5弾の内容は『盗難車』です。イメージ24

私達の知らないところで、こんなことが起こっていたなんて…。今日から眠れなくなっても責任は負えませんのであしからず。

 

 

盗難車とは?

「盗難車とは窃盗した車やバイク」のことを言います。因みに、自動車などの車両内にある現金及び品物を窃盗することは「車上狙いあるいは車上荒らしな」どと呼ばれています。

 

 

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どんな人たちが車やバイクを盗むの?

盗難車のほとんどが、プロの窃盗団の手によって盗難されています。

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車に鍵をかけていても以前はピッキングというテクニックを駆使して解錠していたようですが、現在では窓ガラスを割って中に入るケースが多いようです。「そんなことをすれば近所に響く上に防犯装置が鳴るんじゃないの?」と思われる方もおられると思いますが、実際には持主以外の人はトラブルに巻き込まれたくないので、車両を見に来るなんてことはあまりなく、音が鳴るような防犯装置を付けていてもあまり効果がないのが現状のようです。

 

 

国内における自動車の盗難数の推移

下の表とグラフは、警察庁調べによる過去5年間の全国自動車盗難認知件数のデータをまとめたものです。

 

過去5年間の全国自動車盗難認知件数

発生年

盗難車件数

2010年

23,775件

2011年

24,928件

2012年

21,070件

2013年

21,595件

2014年

16,104件

グラフ①※警視庁調べ。

 

過去5年間の盗難件数を見てみると、グラフからも解るように毎年減少傾向にあります。特に2014年を皮切りに激減しています(2015年は暫定値で13,821件)。恐らく盗難に対する認知や意識(以前はキーの指しっぱなしが多かった)が増加してきていることと、セキュリティ技術やセキュリティシステムが向上していることが関係しているのではないかと思われます。

 

近年では2003年が最もピークで、64,223件にも上っていました。その時点から考えると1/5~1/6程度にまで減少していることから、相当減ってきていると言えます。

 

因みに、盗難車両が持主の元へ返ってくる確率は、たったの2割程度だそうです。

 

国内における車上荒らし・車上狙い

続いて、車上荒らしについての認知件数です。同じく警視庁調べの過去5年間にわたるデータ表とグラフにしてまとめてみました。

 

発生年

車上荒らしの件数

2010年

123,512件

2011年

111,771件

2012年

102,798件

2013年

89,039件

2014年

75,289件

グラフ②※警察庁調べ。

 

こちらも自動車の盗難と同じく減少しています。やはりピークは2002年の443,298件で、2014年度から考えると3倍以上の発生件数だったことが分かります。2002年以降は減少傾向を辿っているようです。

 

 

どんな車が盗まれやすい?

人気車で量産されているような車両がよく狙われているように思います。というのも、最近ではイモビライザーという防犯装置が標準装備されていますが、イモビカッターという解除するための器具は車種毎に違うため、量産されている車両は盗みやすいのです。

 

盗み出すための時間は僅か数分間と言われています。

※実際の盗難時の動画(車両はハイエース)

 

因みに、最も盗まれている車両はハイエース、プリウス、ランクル200などです。丈夫な上に壊れても部品が多く流通しているので安く修理できるということが理由のようです。また、世界のトヨタ車というのも人気のひとつと言えるかもしれません。

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特にハイエースは2012年(それまでは1位の常連だった)まで盗難率1位の常連で、以降はプリウスが1位となっています。

 

2012年

2013年

2014年

順位

車種

件数

車種

件数

車種

件数

1

ハイエース

148

プリウス

70

プリウス

62

2

プリウス

70

ハイエース

40

ハイエース

55

3

ランドクルーザー

46

ランドクルーザー

39

ランドクルーザー

23

4

セルシオ

38

アクア

23

アクア

18

5

クラウン

32

セルシオ

17

クラウン

15

※日本損害保険調べ(保険金を支払った事案件数)

 

 

(参考)バイクの盗難はどうなの?

バイクに関しては、年々流通量が減ってきていることと暴走族の減少により(暴走行為を働くために盗んでいた)、盗難車数も減少傾向にあるようです。

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しかし、最近でも人気車種かつ高値で取引されているホンダ・CBX400Fが高速道路上で強奪されるといった事件が起こっています。CBX400Fは当時の定価49万円から現在では300万円ほどの値がつき、盗難率も他の車両に比べて約3倍多く、盗難保険契約出来ないと言われています。

 

 

盗難車両はどうなるの?

海外に輸出されるケースが大半です。

俗に言う「違法ヤード」(車両を解体する作業場のこと)に持ち込まれて、車体番号を細工されたり解体されたりして海外へ運び込まれます。例えば先述のハイエースなどはアジア、中東を中心に非常に人気が根強いので違法ヤードで分解後に輸送、現地で組み立てを行います。

 

因みに違法ヤードは千葉県に最も多く、約400件あると言われています。違法ヤードの特徴として、高い鉄板のような壁に囲まれているそうです。

 

こちらの動画は静岡県で違法ヤードに家宅捜索した時のニュース映像です。

 

 

盗難車が国内でも販売されている?

今までは海外に輸送されていることをメインに述べてきました。しかし、そういった盗難車両が果たして国内でも流通しているのか?と言う疑問についても調べてみました。

 

ケース1:故障車と組み合わせて販売しようとしていた

盗まれた軽自動車のエンジンを盗品と知った上で保管していた男が逮捕されたニュースです。盗難車両を買い取って、そのままでは販売出来ないので解体、故障車と組み合わせて販売しようとしていたようです。

参照:http://car.lifelifelife.net/

 

ケース2:購入したバイクが盗難車両だった

バイク販売店から購入したバイクを売却しようとしたら査定時に盗難車疑惑となり、警察で確認してもらったら盗難であることが発覚した。バイクは盗難車両ということで結局買い取ってもらえなかった。

 

ケース3:販売店にもとばっちりが…

オートオークションから仕入れた車をお客様に購入していただいたのだが、後日盗難車両だと連絡が入る。車体料金をお支払したが先方様は相当怒っていて、もし盗難車両だと周りに言われてしまったらこれからの営業に差し支えてしまうので困り果てている。

 

 

盗難車両販売にまつわる本当にあった怖いニュース

これでも恐怖の実感が湧かないという方のために、実際にあったニュースをご紹介したいと思います。これであなたも恐怖で眠れなくなるかも…。

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海外に輸送しようとしていたケース

 

群馬県にある倉庫に盗難車を保管していたとして、ロシア国籍の男2人が逮捕されています。盗難品と見られるハイブリッド車を数台倉庫内に保管していて、海外への不正輸出をしようとした疑いが持たれています。

参照:http://www.saitama-np.co.jp/

 

南アフリカの公用車に日本の盗難車!?

アフリカでは日本の盗難車が数多く輸出されていて、数多くの日本車が道路を走っています。そのアフリカ大陸にある南アフリカ共和国では、警察幹部の公用車が日本国内で盗まれていた車両だったということが判明しました。

参照:http://www.fsight.jp/

 

 

盗難車の販売に保険会社が関わっている!?

実は盗難車両が販売されているということに関して、保険会社が関わっているのだという情報があります。とは言っても、犯罪に触れるようなことはないので安心して下さい。

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どういうことかと言うと、盗難に遭ってしまった方に対して盗難保険に入っていた場合は保険会社が当然保険金を支払います。しかし、後日その盗難車両がみつかった場合、被害者に返すのかというとそうではありません。保険会社も当然支払った保険金のことがありますから、少しでも損害額を減らしたい思惑があります。ですから、その盗難されて返って来た車両を売却、という形にしてしまうのです。

 

もちろん書面上の正式な手続きも終えていますし、中古車として購入しても何ら問題のない車両となります。

 

 

中古車を購入する際の盗難車対策

中古車は確かに新車価格から比べると、非常にお手頃な価格で購入することが出来ます。反面、新車で購入するよりも何らかのリスクを背負うこともあります。ですので、極端に相場より安い車両は購入しないことと、盗難車両であった場合には車両代金を返金してもらえるような契約を結んでもらえるのを条件に購入する必要があると言えます。

 

画像出典:http://www.photo-ac.com/



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