トヨタ・ノア、3年後リセールバリュー60%、5年後48%?買取り相場は高い
ノアのリセールバリュー・買取相場は?
画像出典:www.goo-net.com
ノアとは?
2001年よりトヨタ自動車から製造・販売されているミドルサイズのミニバンです。姉妹車として、ネッツ店向け車種の「ヴォクシー」やトヨタ・トヨペット向け車種の「エクスクワイア」などがあります。(ノアはカローラ店)
現行モデルは2014年より販売されていて、3代目となっています。
ノアの特徴
5ナンバーサイズの背高ミニバンで、広くて使いやすい室内に取り回しやすいサイズ感が大きな特徴となっています。また、多彩なシートアレンジも可能となっていて、ラゲージの床下収納スペースなどは先代モデルよりも拡大されています。
また、衝突回避・軽減システムの「Toyota Safety Sense C」を採用することで安全性が高められているほか、低床フラットフロアの採用やサスペンション構造の見直しによって快適性も向上しています。
ノア、3年後リセールバリュー・買取相場の目安
では、リセールバリューの検証について述べていきたいと思います。
それには基準となる条件が必要なので、以下の通りとします。
基準とするノアのモデル
車種:トヨタ・ノア
年式:2013年
グレード:X スペシャルエディション
走行距離:50,000km程度
ボディカラー:ホワイト
修復歴:なし
新車時本体価格:240万円
まず、リセールバリューを知るためにはその車の相場を知る必要があります。そのため、「下取りシミュレーション」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した相場価格」の3方向から考えていきたいと思います。
ノアの3年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
トヨタ・ノア (2013年式・3年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
3年落ちの査定相場 |
145万円 (*1) |
135万円 (*2) |
125.3万円 (*3) |
(*1)下取り価格
メーカーHPからシミュレーションしたところ、下取り価格は145万円という結果でした。
※注意:車種名やグレードのみでの価格で、細かい設定はこちらでは行えません。そのため、実際の価格ではシミュレーションより下回っていることも多いようです。
(*2)実際の査定価格
実際の買取り実績を調べたところ、上記の基準と一致する個体のもので135万円となっていました。因みにこの価格は一括見積もりを利用した時のMAXの査定価格となっています。
※こちらは細かいグレードまで近い条件となっています。
(*3)中古車価格から算出した買取り価格
現在販売されている中古車価格から理論的なリセールバリューを算出したいと思います。
限りなく近いと思われる個体の平均価格は179万円となりました。
一般的には中古車価格の70%が買取り価格と言われているので、179×0.7=125.3万円となります。
※残り30%は必要経費(陸送費用・オークション費用など)や運営費となっています。
ノアの3年後リセールバリューは52%~60%
トヨタ・ノア (2013年式・3年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
60% |
56% |
52% |
計算式 |
145÷240万円 |
135÷240万円 |
125.3÷240万円 |
※小数点は四捨五入
つまり、ノアの3年後のリセールバリューは52%~60%という結果になりました。
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基準とするノアのモデル
車種:トヨタ・ノア
年式:2011年
グレード:Si
走行距離:70,000km程度
ボディカラー:ホワイト
修復歴:なし
新車時本体価格:258万円
ノア5年後の「下取り相場」「実際の査定価格」「中古車価格から算出した買取相場」
トヨタ・ノア (2011年式・5年落ち) |
下取り価格 |
実際の査定価格 |
中古車価格から算出した買取相場 |
5年落ちの査定相場 |
150万円 (*1) |
123.3万円 (*2) |
112万円 (*3) |
(*3)中古車価格
平均中古車価格:160万円
160×0.7=112万円
5年後のノア、リセールバリュー・買取相場は43%~58%
トヨタ・ノア (2011年式・5年落ち) |
下取り価格を基準にした場合 |
実際の査定価格を基準にした場合 |
中古車価格を基準にした場合 |
リセールバリュー |
58% |
48% |
43% |
計算式 |
150÷258万円 |
123.3÷258万円 |
112÷258万円 |
※小数点は四捨五入
ノアのリセールバリューは43%~58%という結果になりました。
ノア5年後のリセールバリュー・買取相場は高い
基準となったモデルは初年度登録時より5年が経過していて、年式からすれば相応なのですが走行距離も多めなことを考えると、ノアのリセールバリューは高いと言えます。
ノアのリセールバリュー・買取相場が良い7つの理由
1.(プラス要因)人気モデルだから
ノアは国内においてもヴォクシーと並んで、トヨタを代表する人気ミニバンとなっています。その人気には以下のような理由が考えられます。
①取り回しやすい
元々ノアはファミリー層向けのミニバンです。ですから、お父さん以外にお母さんも子供を乗せて運転する機会があると思われます。フルサイズのミニバンだと大きいので、女性は気を使ってしまいます。ノアなら大き過ぎないので運転しやすい大きさなので、子供の送り迎えにも使えて便利です。
②使い勝手が良い
時には人を乗せて走ったり、大量の荷物を載せたりすることも出来ます。そういった様々なシーンで活躍できるのもノアの大きな魅力のひとつと言えます。
③シートの調整が楽
少し大変なシートの調整ですが、ノアは女性でも簡単にシート調整を行うことが可能です。また、荷物が多い時や人が多く乗っている時には床下収納スペースも活用することが出来るのも大きな魅力です。
④燃費が良い
ハイブリッドモデルはもちろんですが、ガソリンモデルでも十分な燃費性能を発揮してくれます。ガソリンモデルでも、JC08モードで15.0km/L~16.0km/Lとなっているのでミニバンのガソリンモデルとしてはかなり良いと言えるのではないでしょうか。
⑤維持費も安め
ノアの排気量は2000ccなので、自動車税は高い部類には入りません。また、重量税に関しても2t以下となっているため、そこまでの負担とはならないのではないでしょうか。
2.(プラス要因)5ナンバーサイズミニバンは人気が集まる激戦区
ライバル車に、日産・セレナやホンダ・ステップワゴンなど、周りを見れば競合車種が多いのが5ナンバーサイズのミニバンです。しかもそれぞれが有名ですし、実際に売れているように思えます。
そういった5ナンバーサイズミニバンの人気の高さも、リセールバリューに影響していると言えます。
3.(プラス要因)トヨタ・ブランドだから
画像出典:www.toyota.co.jp
国内だけにとどまらず、海外でも人気のあるトヨタ自動車の信頼は抜群です。そのため、リセールバリューにも良い影響を与えるようです。
4.(プラス要因)上級グレードだから
今回基準となったグレードは、最廉価モデルではなく上級グレードでした。同じ2013年式のノアの中でも、中古車市場において需要のあるグレードだと言えます。そのため、リセールバリューに良い影響を与えたと考えられます。
5.(プラス要因)人気カラーだったから
今回基準となったカラーはホワイトだったので、中古車市場においても需要の高い人気色のため、良いリセールバリューに繋がったと推測されます。特にノアのようなミニバンではブラックやホワイトなどに人気が集中する傾向にあるので、ポイントは高かったのではないでしょうか。
6.(マイナス要因)モデル末期だから
●ノア・先代モデル
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ライバル車のセレナ以上に人気が出たのは、ハイブリッドモデルも設定された2014年のフルモデルチェンジ以降です。そのため、基準となったモデルは先代で、モデルチェンジ寸前でした。そのため、リセールバリューにおいては悪くしてしまう原因にも繋がりました。
7.(マイナス要因)走行距離が多め
今回基準となったグレードの走行距離はやや多めの5万キロ程度でした。中古車は5万キロを境に価格が大きく変わるので、5万キロを下回っていたとしたら、もっと良いリセールバリューが期待出来たと思われます。
ノア、リセールバリュー・買取相場のまとめ
最新モデルではハイブリッドモデルが設定されている上、発売当時はかなり注目を浴びていたので、これから良いリセールが期待できるのではないでしょうか。今回の結果を見ると、国内におけるミニバンとSUVの人気の高さを思い知らされることになりました。
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