【真夏の怪談?】水没車(冠水車)の見分け方、中古車にまつわる怖~いウワサ
2016/06/22
中古車の怖いウワサ 第2弾:『水没車(冠水車)』の巻
次のテーマは『水没車』です。果たして、このような車が本当に市場に出回っているのかどうかを調べてみたいと思います。
前回に続き、怖くて寝れなくなるかもしれませんので、あしからず...
水没車とは?
他にも「冠水車」や「水害車」などとも呼ばれています。
文字通り水に浸かってしまった車のことで、悪徳業者などが騙して(水没車であることを隠して)中古車として販売しているケースもあるようです。
もちろん車が完全に浸かってしまったものや、少しだけしか浸からなかったものなど、程度はバラバラとなります。
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軽い程度であればほとんど問題ないのかもしれませんが、重度であれば電気系統に支障をきたしたり、数ヶ月や数年後に何かしらの不具合が出てきたりするようなケースも考えられます。誰だってそんな車両に当たらない方が良いに決まっていますよね。
水没になってしまうケース
・洪水や津波などの被害に遭ってしまった
・海や川の中に突っ込んでしまった
・ゲリラ豪雨などによって浸水してしまった
・冠水した道路に入ってしまった
※自身が車内にいる時に誤って川や海に入ってしまった時のことを考えて、必ず車内から割れるハンマーを常備していつでも取り出せるようにしておきましょう。
水没車(冠水車)を正規の中古車として販売する理由
オートオークションにおいて『水没車』として出品された場合、ほとんど値がつくことはありません。しかし、悪徳業者は水没車を格安で仕入れた後に表面上だけ綺麗にして、判別できない状態にしてオートオークションに何事もなかった中古車として出品するのです。
そうすることによって大きな利益を生むことが可能となり、最大の理由です。中にはわざわざ水没車を買いに各地域を駆け回っている悪質な業者もいるそうです。
中古車を購入するとき、水没車(冠水車)の見分け方
そんな水没車を購入してしまって後悔しないように、見分け方を紹介したいと思います。
やたらと安い車に注意
中古車の場合にはきちんとした相場がないため基準が曖昧なのですが、他の似たような条件の車両と比較して明らかに価格が低いのに特別理由がない場合には注意が必要と言えます。どうしても気になる場合には疑ってかかった方が良いと言えるでしょう。
エンジンルームやシートの下を確認
エンジンルームやフロアマットをめくってみた場所にある金属部分に錆びがみつかった場合は、水没車の可能性があります。もし水没車ではなかったとしても、そんな場所に錆びがあるということ自体あまり良いとは言えないので購入は避けておいた方が無難だと言えます。
芳香剤はきつくない?
泥水、海水を問わず水没してしまった場合には特有の臭いが車内に漂います。これらの臭いはそう簡単に取れるものではありません。ですから車内がやたらと芳香剤の臭いがきつい場合には怪しんだ方が良いかもしれません。
エアコンの臭いに注意
そして芳香剤を効かせていても、隠せない場所があります。それはエアコンからの臭いです。もちろんエアコン用の芳香スプレーやエアコンフィルターの交換などもありますが、根本的な対策には到らないのでエアコンの吹き出し口からは悪臭が出てしまいます。
水害時、水没車(冠水車)に対するディーラーの対応は?
まだ記憶に新しい2011年の東日本大震災の時には約1000台の新車ベンツが冠水してしまったと報じられていました。この時にメルセデス・ベンツジャパンが取った行動は、全て廃棄処分だったそうです。大手ディーラーの対応は信頼できるものがあります。
しかしこの時、ディーラー車以外の冠水した車両の一部は、何食わぬ顔で正規の中古車として市場に出回っているのではないか?という自動車(中古車)業界内でのうわさもあるようです。
それが本当だとしたら、調子の良い車両でももうそろそろ不具合が出てくるころかもしれません。
う~ん、考えただけでも身の毛がよだつほど恐ろしい…