【1分でわかる】CMでも話題「ID車両」とは?中古車の不安を解消、5つの特徴
画像出典:www.goo-net.com
プロトコーポレーションが新しく提案したサービスが「ID車両」とは?
中古車情報誌や中古車関連のウェブサイトを運営している「株式会社プロトコーポレーション」が展開している「Goo-net」が名前を変えて「グーネット」になり、可愛らしいひな鳥のマスコットキャラクターを採用しています。余談ですが、このプロトコーポレーションはバイクの「バイクブロス」も運営しているので、バイカ―にとってはそちらの方に馴染みがあるかもしれません。
●「グーネット」のマスコットキャラクター「クルマのグーちゃん」
画像出典:www.proto-g.co.jp
そして、名前の変更と同時に「ID車両」という独自のサービスを開始したのです。この「ID車両」はCMや動画も数多く制作されていて、これらには始球式に最速103キロを出す「神ピッチング」や「神スイング」で話題のタレント稲村亜美さんが起用されています。
●稲村亜美さんが出演している話題の「ID車両」CM
では、「ID車両」に関してわかりやすく説明するために、中古車を購入する際のメリットとデメリットに関して簡単に述べていきたいと思います。
中古車の購入は不安がつきもの
中古車を購入するにあたって最大のメリットは、新車と比べると価格が安いので買いやすいという点です。また、欲しかった車両が生産終了だった場合にも中古車として購入することも可能になります。
デメリットは中古であるため、前オーナーがどんな風に乗っていたか分からないので車両の状態がよく分からないということです。大切に乗られていてメンテナンスが行き届いていれば良いのですが、そうではないことも多いのです。例えば、もうじき乗り換えるというタイミングでのトラブルに関しては、乗らなくなる車にお金を使う人は少なく放置されることも多いのです。
そして、次に購入したオーナーは状態が良くなかったことによってトラブルが相次ぎ、多額の修理費用が必要となってしまい、結局新車が買えていたということもあるのです。そんな「安物買いの銭失い」状態になることを避けたいために、中古車を敬遠する人も多いというのが実情なのではないでしょうか。
車に詳しい人であれば買っていい車なのかどうかや安く修理する方法を知っていますが、大半の人達はそうではありません。そして、そういったデメリットがあることを知りながらも新車を購入する予算がないために、車に詳しくなくても仕方なく中古車を選ぶという人がいるのも現状です。
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「ID車両」はこの中古車を購入する時のデメリットである「不安」を、消費者に少しでも払拭してもらいたいと「グーネット」が始めたサービスなのです。
特徴①:消費者に変わってプロが車両をチェック
中古車を購入するにあたって、車両の状態を良くみておいた方が良いとはよく言われることです。ところが、実車を確認しないで購入する人も一定数存在しているのも事実です。まず、下記のプロトコーポレーションが開示している実車確認に関するデータを見ていただきたいのですが、こちらを見ると34.8%の人達が実車確認なしで中古車を購入しているということがわかります。つまり、10人に3人以上の人が車両の状態を見ないで購入しているということになるのです。
●実車確認に関するデータ
※2016年プロトコーポレーション調べ
http://www.proto-g.co.jp/IR/
とは言うものの、実際には車に詳しくない人が車両の状態を確認しても分からないことの方が多く、初めて車に乗る人や女性の場合は特にそういった傾向にあるのではないでしょうか。また、ネットの普及により本体価格が安い車両を遠方から取り寄せるため、車両の状態が確認出来ないということが背景にありそうです。
そういった問題に対応すべく、「ID車両」は消費者に代わって検査機関などのプロが車両の状態を厳しくチェックしてくれているのです。
特徴②:車の状態を「車両状態評価書」で開示
プロがチェックした車両の状態というのは、車両状態評価書というものに細かく記載されます。項目の内容に関しては検査機関によって多少異なるようですが、チェック項目の数はかなり多く、車両は隅々まで検査されます。もちろん、その車両状態評価書に書かれている車両の知っておかなければならない情報や評価といった内容は、ユーザーに開示されるので安心して中古車を選ぶことが可能となっています。
●中古車に関するイメージ
※株式会社プロトコーポレーション調べ:
http://www.proto-g.co.jp/IR
プロトコーポレーションが2016年に実施したアンケート調査によると、ユーザーが持っている中古車のイメージに関しては「情報が開示されていないと不安」という声が89.5%と圧倒的に多いので、これを払拭するにはやはり車両情報の開示は不可欠で、程度の良い車両であれば購入したいという声(76.2%)も多いようです。
特徴③:チェック項目がとにかく多い
車両状態評価書のチェック項目はとても多く、「グーネット」が提供しているサービスである「Goo鑑定」を例にすると、以下のようになります。これだけのチェックを購入時に実施するのは、時間も必要になりますし場の空気もあるので、例え車に精通した人でもなかなか難しいのではないでしょうか。
●車両状態評価書
画像出典:autos.goo.ne.jp
外装
①フロントガラス…飛び石などによる傷の有無をチェック
②修復歴…ピラー・リアトランクの下・骨格(フレーム)・外板に隠れた骨格部分を確認して、修復済みならその程度もチェック
③塗装…傷や状態を確認
④マフラー…状態や異音の有無を確認
⑤タイヤ…ホイールの状態やタイヤの溝をチェック
内装
⑥ハンドル周辺…ハンドル・ダッシュボード・メーター類をチェック
⑦シート…異臭・汚れの有無・ヘタり・破れなどを確認
⑧パワーウインドウ…正常に作動が可能かどうかを確認
機構
⑨油脂類の漏れ…エンジンルームのオイルや冷却水漏れ+異音の有無をチェック
⑩トランスミッション…変速ショックの確認
車に詳しくない人でも、プロがチェックした車両状態評価書によって一目で車両のコンディションや特徴を正確に知ることが出来るので、自身が満足できる車を選ぶことが可能です。
●Goo鑑定のCM
●Goo鑑定とは?
特徴④:特設されたID車両専用サイト「ID車両.com」でオンラインで検索可能!
各社の査定スタッフによってチェックされた「車両状態評価書」が付与されている中古車の「ID車両」は特設された専用サイトから検索が可能で、2016年8月18日より公開されています。
「ID車両」対象車に関しては、その場で「車両状態評価書」を確認することが出来るので、写真と併せて細かい部分まで把握することが可能です。例えば、傷の大きさひとつ取っても基準が統一されているので、人による査定のムラも最小限に抑えられている印象があります。
●ID車両.com http://www.idsyaryo.com/#
尚、こちらのサイトでは今話題のCMやメイキング動画を視聴することも出来ます。
特徴⑤:「グーネット」からも検索可能!
「グーネット」を使用した場合は、「ID車両」対象車に加えて対象外の車両の検索も可能となっているので、より広い範囲の中古車を探したい時にはこちらの方が良いでしょう。
ID車両まとめ
従来の中古車売買では直接販売店に問い合わせないと知り得なかった情報が、「ID車両」の「状態評価書」によって常に開示されている状態なので、ユーザーにとっては中古車を選ぶハードルが下がったことは間違いありません。しかし、それでも実車を見なくていいということにはならないので、購入時には必ず気になる箇所の確認を行ったり試走したりするように心がけましょう。
画像出典:http://www.photo-ac.com/