【2018年最新】ビッグスクーター市場が再燃!?2018新型フォルツァのスペック・金額・発売日
2018/08/02
2018年5月11日、ホンダより2018年夏に発売予定の新型フォルツァが公開されました。
ライバルのヤマハは、欧州で好調なTMAXのダウンサイジング版「XMAX250」を、2018年1月に国内のラインナップにも投入しました。今、ビッグスクーター市場が再び活況をむかえようとしています。
ホンダのスクーターユーザーにとっては、新型フォルツァは気になるところですよね。今回は、新型フォルツァのスペック・金額・発売日をはじめ、注目の装備や仕様なども詳しくお伝えしていきます。
ホンダ・フォルツァとは?
ホンダのビッグスクーターで、2000年のデビューから幅広いユーザーに支持されてきました。
快適な高速走行と街中での扱いやすさを両立していることが特徴で、ホンダのビッグスクーターの象徴といっても過言ではありません。車名は、イタリア語で「力強さ」や「元気」という意味があります。排気量は250ccですが、欧州向けには125ccや300ccモデルもラインナップしています。
新型フォルツァは4代目
新型フォルツァは、デビューから3度目のフルモデルチェンジをむかえることになります。
2000年登場の初代モデル(MF06型)、2003年の2代目モデル(MF08型)、2007年の3代目(MF10型)に続き、新型フォルツァは4代目モデル(MF13型)となります。
※2013年のフォルツァSi(MF12型)を4代目モデルとして5代目と紹介される場合もあります。
欧州で発表されたフォルツァ300がベース
新型フォルツァは、2018年3月8日に欧州で発表されたフォルツァ300をベースにしています。ヤマハ・XMAXは、ほぼ同じデザインや装備を採用しながら、仕向け地によって400、300、250、125と排気量を変化させてグローバル展開しています。フォルツァも、同じ流れになるのではないかと予想されています。
新型フォルツァ、ユーザーの反応は?
XMAX250と新型フォルツァ乗り比べしてみたいねぇ
ホンダの新型フォルツァ買うか思案中。
新型フォルツァの納車日はやっぱり発売日になるのかなぁ、気持ち早めに乗れたりしないのかな(笑)なんせ楽しみすぎるー!
今回の発表を受けて、新型フォルツァを購入したいという多くの声がありました。また、人気沸騰中であるライバルのヤマハ・XMAXの存在が気になるという方も少なくありません。
新型フォルツァの注目ポイント
新型フォルツァの注目ポイントを、いくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います。
注目ポイント①:扱いやすい特性のエンジンと新設計フレーム
新型フォルツァには、水冷4ストローク単気筒OHC248ccエンジンが搭載されています。
低速での扱いやすい出力特性、低・中速域を重視したトルク特性を実現していて、オフセットシリンダーやローラーロッカーアームを採用することで環境性能も向上させています。これを、軽量コンパクトで剛性感を高めた新設計のフレームに搭載しています。
これにより、街中での扱いやすさや軽快さを含めて、総合性能がプラスされました。
注目ポイント②:ホンダ・スクーター初の「Hondaセレクタブルトルクコントロール」を採用
ホンダのスクーターとしては初の「Hondaセレクタブルトルクコントロール(以下HSTC)」が採用されています。
HSTCは、後輪のスリップが検知されたときに燃料噴射量を制御し、エンジントルクを最適化することで、後輪の駆動力を抑制して状況に応じた走行に寄与します。トルクコントロールがONの状態と、トルクコントロールを必要としないOFFの状態を選択することができます。
ホンダ車では大型車を中心に採用されているHSTCが、フォルツァにも標準装備されています。
注目ポイント③:充実したユーティリティ
新型フォルツァは、ユーティリティ(役に立つ機能)も充実しています。
フォルツァSiでは廃止されていたスマートキー「Honda SMART Keyシステム」、140mmの可動範囲で調整可能な電動式可動スクリーンなどが採用されています。
収納スペースも充実していて、フルフェイスヘルメット2個を積載できるラゲッジスペース(48Lの大容量)があるほか、フロント部左側は小物入れになっていて、奥には12V2Aの電源ソケットも備わっています。
ビッグスクーターならではの便利な機能に磨きがかかっています。
注目ポイント④:強化された足回り
従来モデル(フォルツァSi)と比べて、新型フォルツァは足回りも強化されています。
前後タイヤは1インチのサイズアップが図られたため、フロント15インチ、リア14インチとなりました。新デザインのアルミホイールにはワイド化されたタイヤが組み合わされ、優れた走破性を追求しています。また、ブレーキング時の安心感を高めるABSが標準装備されています。
ホイールの大径化やタイヤのワイド化、ABS装備により、走行時の安心感が向上しました。
注目ポイント⑤:快適な乗り心地&軽快感のあるハンドリング
新型フォルツァは、乗り心地やハンドリング性能も向上しています。
フォルツァSiと比較して、車両重量が10kg軽量化されたと同時に、ホイールベースが35mm短縮、高速域における快適な走りが向上しました。また、フロア内部のラジエーターとバッテリーの搭載位置を見直しにより、マスの集中化とコンパクト化を図り、軽快感のあるハンドリングを実現しています。
高速域、低速域のどちらでも軽快な走りを味わうことができます。
注目ポイント⑥:洗練された現代的スタイリング
歴代フォルツァのイメージを受け継ぎながらも、洗練されたスタイリングをもっている新型フォルツァ。
俊敏さや上質感漂うフロント回りから、奥行きのあるテールランプまで、ダイナミックで流れるようなデザインが採用されていて、各部の仕上げには高級感があります。ヘッドライト、テールランプといった灯火類は全てLEDが採用されていて、現代的かつ都会的な雰囲気を漂わせています。
伝統的でありながらも先進的なスタイリングが、新型フォルツァの特徴といえるでしょう。
注目ポイント⑦:カラー展開は3種類
新型フォルツァのカラーリングは3種類あります。
スマートでモダンな「パールホライゾンホワイト」、アグレッシブで力強い印象の「マットガンパウダーブラックメタリック」、精鍛さと輝きのある上質感を表現した「アステロイドブラックメタリック」が設定されています。
※写真はマットガンパウダーブラックメタリック。
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新型フォルツァの動画
HONDA NEW FORZA(フォルツァ) 250
こちらの動画は、大阪モーターサイクルショー2018で公表されたときの新型フォルツァです。細かい部分までしっかり撮影されているので、気になる部分を確認することができます。
発売は夏!?『2018新型フォルツァ』装備充実!電動スクリーン/トラコン/ABS/スマートキー
こちらは、東京モーターサイクルショー2018で新型フォルツァが公開されたときの様子が撮影されています。モーターサイクルジャーナリストの小林ゆき氏が、ホンダの広報の方からお話をうかがっています。実際にまたがったときの印象なども述べられています。
発売日
・新型フォルツァ:2018年7月20日
スペック
通称名 |
フォルツァ |
車名・型式 |
ホンダ・2BK-MF13 |
全長×全幅×全高(mm) |
2,140×750×1,355 |
最低地上高(mm) |
145 |
シート高(mm) |
780 |
エンジン種類 |
水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒 |
総排気量(㎤) |
248 |
最高出力(kW[ps]/rpm) |
17[23]/7,500 |
最大トルク(N・m[kgf・m]rpm) |
24[2.4]/6,250 |
フレーム形式 |
アンダーボーン |
車両重量(kg) |
184 |
燃料タンク容量 |
11 |
燃料消費量(km/L) 定置燃料 |
41.0(60) ※2名乗車時 |
燃料消費量(km/L) WMTCモード比(クラス) |
33.3(2-2) ※1名乗車時 |
価格
・消費税込み本体価格646,920円
(消費税抜き本体価格:599,000円)
最後に
今回は、新型フォルツァのスペック・金額・発売日をはじめ、注目の装備や仕様などもご紹介してきました。ブームから下火でしばらく活気のなかったビッグスクーターですが、欧州では人気を博していることから、日本でも再びブームが巻き起こる可能性は十分あると思います。実際、ライバル車であるヤマハ・XMAXは発売と同時にバックオーダーを抱え、瞬く間に人気は沸騰しています。
ビッグスクーターといえば、従来の肥大化したロー&ロングなデザインや過剰な装備による価格の上昇をイメージする方もおられるかもしれません。しかし、今回のモデルはコンパクトで現代的なデザイン、ゴテゴテのカスタムなどは装備されていないので、気になった方はぜひ一度実車をご覧になってみてください。
画像出典:ホンダ公式サイト