第3世代へ突入!フルモデルチェンジした新型PCX・PCX150のスペック・価格

   

 

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デビュー以降、瞬く間に大ヒットモデルとなったPCX/PCX150。

経済性と利便性を兼ね備えた原付二種(PCX150は軽二輪)で、グローバルモデルのため車体価格も安く、世界中で愛されています。2018年にはフルモデルチェンジをむかえて新世代へと突入、ホンダの年間販売計画をたった3週間で9割を超えるなど、国内でも大反響となりました。

そんな新型PCXのスペック・価格・発売日などが気になる方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、新型PCX/PCX150の基本情報をはじめ、コンセプトや注目したいポイントなどもご紹介していきます。

 

新型PCX/PCX150のコンセプト

新型PCX/PCX150のコンセプトは「美しさと力強さ」です。

PCXのスタイリングですが、流麗で伸びやかなフォルム、フロントからリアまで連続的に変化のあるボディー曲線が大きな特徴です。また、搭載されるパワーユニットは高い動力性能と環境性能を両立していて、安全かつ軽快に走行するため足回りも見直しされています。

初代からのキープコンセプトでありながらも、今回のフルモデルチェンジでPCXは大きく生まれ変わりました。

 

タイ・ホンダのフラッグシップモデルがPCX

新型PCXは元々、タイの経済成長を背景に開発されました。

タイではバイクが移動手段の中心でしたが、経済が豊かになったことでクルマへとシフトする人も増えてきているようです。クルマが増えてくると、渋滞した道でも移動が便利で燃費の良いバイクの価値が再び見直されてくるようになります。

そうした背景から、タイ・ホンダのフラッグシップと呼べるようなバイクをつくることになりました。そして、スクーター文化の根強いヨーロッパ、世界の二輪市場で圧倒的なシェアをもつバイクメーカーを抱える日本でも販売することになったのです。

 

 

インスタでのユーザーの反応は?

https://www.instagram.com/p/Bh3F2NjlLRt/?hl=ja&tagged=%E6%96%B0%E5%9E%8Bpcx

https://www.instagram.com/p/BiJV7S5lyOd/?tagged=pcx

https://www.instagram.com/p/BhpcI9VHKSI/?hl=ja&tagged=pcx2018

グローバルモデルだけあって、さまざまな国の方から大きな反響がありました。日本においても、国内向けの発売から1ヶ月も経っていないのに、すでに多くの投稿がありました。

 

 

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新型PCX/PCX150の目玉となる特徴

では、新型PCX/PCX150の目玉となる特徴をご紹介していきます。

 

特徴①:さらに進化したパワーユニット

ホンダのスクーター用グローバルエンジン「eSP」は、一部改良が行われました。主に吸排気系の変更が行われていて、低回転時の出力を従来と同等に保ちつつも高回転時の出力向上を実現しています。

エアクリーナーおよびエキゾーストマフラーの形状・内部構造の見直しも行われ、優れた燃費性能だけではなく中・高回転域の出力向上を可能としています。

※eSP:ホンダのスクーター用エンジンの総称

 

特徴②:強化された車体・足回り

フレーム構造は、アンダーボーン構造からダブルクレードル構造へと変更になっています。

今回のフルモデルチェンジはPCX HYBRIDとPCX ERECTRICの発売にあわせていて、従来のフレームでは実現できないことから、完全新設計のダブルクレードルが採用されました。また、フロントカバーのステー部を鉄製から樹脂製、新設計の前後ホイールを採用したことで軽量化を実現しています。

これらによって高い剛性が得られたほか、ハンドリングが軽快になっています。

 

特徴③:装備の充実ぶりはクラストップレベル

PCXは装備も充実しています。

特筆すべきは「Honda SMART Keyシステム」で、スマートキーを携帯して車両に接近するだけでメインスイッチノブの解施錠を可能としています。PCX本体のウインカーが点滅、自車の位置を知ることができる機能も備わっています。また、環境に優しいアイドリングストップ機能も継承されています。

125cc/150ccクラスとは思えないほどの高機能な装備も取り入れられています。

 

特徴④:PCX150にはABSモデルを設定

PCX150には、フロントのみが作動するABSを採用したPCX150<ABS>が追加されました。

※アンチロックブレーキシステム:急ブレーキなどで車輪のロックによる滑走発生を低減する装置

 

特徴⑤:収納が広い

28Lもの収納スペースを確保しているラゲッジボックスは、荷物の取り出しが容易に行えるように、シートの開閉途中の位置で固定できるストッパー機能を採用しています。

フロントパネル左側のインナーボックスにはスマートフォンが充電できるようにACCソケットが設けられています。こちらの収納は500mlのペットボトルが収まるサイズで、リッドが変更されたことでボックス内が確認しやすくなっています。

 

特徴⑥:豊富なカラーバリエーション

PCX/PCX150はカラーバリエーションも豊富です。

パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリック、キャンディラスターレッド、ブライトブロンズメタリックの4色の展開となっています。先代モデルが6色展開だったことを考えると、これから増えていく可能性もあるでしょう。

 

特徴⑦:二輪車初のハイブリッドと電動バイクを追加予定

今回のフルモデルチェンジから、PCXには新たにラインナップが追加されます。

従来の純エンジンのPCXに加えて、ハイブリッドモデルのPCX HYBRID電動バイクのPCX ELECTRICが追加されて、3タイプが発売されることになりました。ただし、PCX HYBRIDとPCX ELECTRICの発売は現時点(2018年5月1日)では発表されていませんが、2018年秋ごろではないかと言われています。

PCX HYBRID

HYBRID PCXは、高出力型のリチウムイオンバッテリーが搭載されていて、エンジンのAGC部分にモーターを設置して発進や加速をアシストするマイルドハイブリッド方式を採用しています。このハイブリッド方式によって、125ccでありながら150cc相当のパワーが得られるほか、燃費の向上にもつながります。

PCX ELECTRIC

PCX ELECTRICは、カートリッジ式で脱着可能な48Vリチウムイオンバッテリー2基をシート下に収納した電動スクーターです。定格0.98kWの高出力モーターをドリブンプーリーに当たる位置に設置、ギアを介してリアホイールを駆動します。アジア地域での発売は決定していますが、航続可能距離や価格は未定となっています。

 

 

PCXのモデル変遷

ここから、PCXのモデルの移り変わりをみていきたいと思います。

 

2010年:初代PCX(JF28/KF12)

画像出典:Wikipedia

日本では、2010年3月30日から発売が開始されました。

2000年代にブームを巻き起こしたビッグスクーターよりも取り回しやすい大きさ、50ccモデルでは得られないゆったりとした乗車姿勢が魅力で、一躍大ヒットとなりました。

水冷エンジン、フューエルインジェクション、アイドリングストップ、前後連動ブレーキといった装備も充実していました。2012年のマイナーチェンジから、150ccモデル(KF12)が追加されました。

 

2014年:2代目PCX(JF56/KF18)

画像出典:Wikipedia

初のフルモデルチェンジを経たPCX/PCX150。

新設計のフロント・リアカウルを採用するとともに、ヘッドライト、テールランプ、ウインカー、ライセンスランプといった灯火器類に全てLEDを採用しました。ほかには、燃料タンク容量を6.1→8Lまで増やすなど、使い勝手が大幅に向上しています。

 

2018年:3代目PCX(JF81/KF30)

量産車としては二輪初のハイブリッドシステムを搭載したPCX HYBRID、リチウムイオンバッテリーで駆動するEVのPCX ELECTRICにあわせたモデルチェンジが行われました。

純ガソリンエンジンモデルは欧州のEuro4とWMTCを参考とした規制値で、平成28年排出ガス規制に対応しています。

※Euro4は欧州の排出ガス規制、WMTCは国連自動車基準調和世界フォーラムで制定された外出ガス試験法

 

新型PCX/PCX150の動画

【ホンダ新型 PCX足つきインプレ!】(2018年モデル)

 

【ホンダ新型PCX 新フレーム&スマートキー解説!】フレーム変更で操作性が格段に向上!(2018年モデル)

どちらも、バイクジャーナリストの小林ゆき氏がPCX/PCX150を解説している動画です。

1本目の動画は足つき性に特化した内容となっていて、センタースタンドの使い勝手にも触れています。2本目は、新型PCXに採用されたダブルクレードルフレームと旧型のアンダーボーンフレームを比較しているほか、スマートキーの機能も解説されています。

 

 

発売日

・PCX:2018年4月6日

・PCX150:2018年4月20日

 

 

スペック

通称名

PCX

PCX150

型式

2BJ-JF81

2BK-KF30

全長×全幅×全高(mm)

1,925×745×1,105

最低地上高(mm)

137mm

シート高(mm)

764mm

エンジン種類

水冷4ストロークOHC単気筒

総排気量(㎤)

124

149

最高出力(kW[ps]/rpm)

9.0[12]/8,500

11[15]/8,500

最大トルク(N・m[kgf・m]rpm)

12[1.2]/5,000

14[1.4]/6,500

フレーム形式

ダブルクレードル

車両重量(kg)

130

131

燃料タンク容量

8.0

8.0

燃料消費率(km/L)

定置燃費

54.6(60)

※2名乗車時

52.9(60)

※2名乗車時

燃料消費率(km/L)

WMTCモード値(クラス)

50.7(クラス1)

※1名乗車時

46.0(クラス2-1)

※1名乗車時

 

 

価格

 

税込み価格

税抜き価格

PCX

342,360円

317,000円

PCX150

373,680円

346,000円

PCX150<ABS>

395,280円

366,000円

 

 

最後に

今回は、新型PCX/PCX150の基本情報をはじめ、コンセプトや注目したいポイントなどもご紹介してきました。

PCX/PCX150は、30代の男性を中心に20代のエントリーユーザーまで幅広い層から人気を得ています。小排気量であっても先進的なスタイリングが採用されていて、十分な走行性能と快適な乗り心地、経済性にも優れたオールマイティなモデルです。

冷え込んだといわれることの多い日本の二輪市場ですが、新型PCXの発表も含めて2017年以降はホットな話題も多く、わずかながら回復の兆しも見えてきているのではないでしょうか。

画像出典http://www.honda.co.jp/news/2018/2180315-pcx.html


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