【保存版】バイクユーザー車検あるある、10の失敗理由!もう失敗しない
2018/10/08
「失敗は教訓」とはよく言いますが、それはユーザー車検にも当てはまるのではないでしょうか。
一般の人にとってユーザー車検は、費用が浮くという大きなメリットと引き換えに、手慣れた業者の世界へ飛び込まなければならないというデメリットがついてきます。それだけに、不安に思う方は多いと思います。
しかし、ユーザー車検に挑んだ先人の失敗を知って予習していけば、不安な気持ちは少し和らぎますよね。
本記事では、バイクのユーザー車検にありがちな失敗をご紹介していきます!
この記事の目次
■【検査前】バイクユーザー車検の失敗
検査前によくある失敗には、
- 混雑する時期を選んでしまう
- 準備する期間が足りない
- 納税証明書でトラブル
- 気づいたら車検切れだった
などがあります。
詳細は下記より見ていくことにします。
失敗①:混雑する時期を選んでしまった
引用元:Kくんオフィシャルブログ
混雑する時期を選んでしまうという失敗はありがちです。
仕事の関係で混雑する時期にしか行けない人、車検の時期が迫っていて時期を選べない人は別ですが、時間に余裕があるにも関わらず、わざわざ混雑する時期に行って大変な思いをすることもあります。
混雑するとき運輸支局へ行くのを避けるべきなのは、時間がかかってしまうだけではなく、再検査になったときに1日で終われない可能性もあるからです。
ほかにもこんな理由が…
混雑するときに運輸支局へ行ってしまうと、良い対応をされないこともあります。
逆に多忙期を避けておくと、検査官が穏やかに対応してくれる可能性は高くなります。何度もユーザー車検を受けているような人であれば多忙期でも問題ないかもしれませんが、初心者が利用するにはハードルが高くなってしまいます。
混雑する時期は?
混雑する時期は、3月から4月といわれています。
この時期は新生活に入ることからバイクや車を購入する人が多く、「車検の有効期限が満了する時期=購入時期」となっているからです。平常時では、月末や週末、休み明けが混みやすいといわれています。
これらの時期をずらせば、混雑を避けられる可能性は高くなります。
混雑を避ける方法
混雑を避けるためには、早めに車検を受けておくことです。
車検は満了日の1ヶ月前から受けることができるので、都合が良く混雑しにくい時期(車検場の休みの前後ではない平日)を選んでおくと良いでしょう。
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失敗②:準備する時間が足りない
引用元:外に出よ~っと!
準備期間は十分に取るようにしましょう。
車検場は当日であっても、午前10時までなら予約することができます。
だからといって当日に「今日予定が空いているから今日車検に行こう」といって予約を入れてしまうと、バイクの簡易点検、書類やお金の準備などを時間内に済ませることができないこともあります。
ユーザー車検は、当日にバタバタしないよう事前に計画しておくことをおすすめします。
失敗③:納税証明書に関するトラブル
引用元:2りんかんブログ
納税証明書については、以下のようなトラブルが起きやすいので注意が必要です。
- 持っていくのを忘れてしまった
- 間違えて持って行ってしまった(違う書類や去年の納税証明書など)
- 紛失してしまった
※違う書類(間違えやすい書類)
引用元:2りんかんブログ
1や2の「忘れた」「間違えて持って行った」というケースは、再び自宅まで取りに帰る必要があるため、自宅が遠いと面倒です。忘れやすい納税証明書は、車検証セットで大切に保管するような癖をつけておき、出発前には必ず確認するようにしましょう。
3の「紛失」については再発行する必要があるので、下記で詳しく方法を説明します。
納税証明書を再発行するためには
納税証明書を紛失した場合は、市区町村の税務課などで再発行の手続きを行うことができます。
車検証、印鑑をもって手続きをするだけで取得することが可能です。ただし、車検当日にないことに気づいて運輸支局まで向かうのは大変なので、事前に入手するようにしておきましょう。
失敗④:気づいたら車検切れだった
「もうそろそろ車検の時期かな?」と思っていたら、すでに車検切れということも少なくありません。
車検が切れていると公道を走ることができず、走行中に警察にみつかれば即免停となってしまいます。
車検が切れているということは自賠責保険も切れていますから、
- 90日間の免許停止処分
- 1年6ヶ月以下の懲役または80万円の罰金
が科せられます。
公道を走行するには、仮ナンバーを取得する必要があります。
仮ナンバーの申請方法
市区町村もしくは運輸支局に申請する必要があります。
必要なものは、申請書、自賠責保険証(期限切れは保険屋窓口などで新規取得)、車検証、印鑑、運転免許証、750円(仮ナンバー申請費用)です。なお、仮ナンバーは審査後すぐに交付されます。
■【検査中】バイクユーザー車検の失敗
検査中によくある失敗には、
- スイッチ類や検査機器に苦戦
- ヘッドライトの明るさや色でNG
- ウインカーの不具合
- ホーンが鳴らない
- 音量測定が思いのほか厳しい
- シフトパターンの記載がない
などがあります。
これらについても詳しくみていくことにしましょう。
失敗⑤:スイッチ類や検査機器に苦戦
引用元:ばいこれ
ユーザー車検では、使い慣れていないものを使うことが多くあります。
検査前にはウインカーなどの動作確認があったり、検査時には使い慣れていない検査機器を使うことになったりして、思い通りにいかず焦ってしまうことがあります。スイッチ類では、バイクがクラクションを鳴らす機会は少ないですし、スピード測定やヘッドライトの光量測定などは慣れていないと難しいと思います。
ユーザー車検に行くときは、動画や写真などで予習しておいた方が良いでしょう。
(参考:動画でよく分かるバイクユーザー車検)
失敗⑥:ヘッドライトの明るさ不足・色がNG
画像出典:Workshop2&4
検査時に不合格になりやすいのは、ヘッドライトの光量不足や色です。
光量不足はハーネスの劣化が多く、ヘッドライトを交換しても明るくならないので注意が必要です。
色に関しては社外品を装着していることによるものが大半で、車検対応バルブと書かれていても、色が青いものは不合格となってしまいます。
できれば、ヘッドライトは事前にバイク店などに見てもらっておきましょう。
光軸がズレていてもNG
光軸とは光の軸のことで、ずれていると車検に通りません。
光軸については、運輸支局の近隣にあるテスター屋で調整してもらうことができます。
失敗⑦:ウインカーの不具合で不合格
画像出典:R・WORKS
ウインカーの不具合でも、よく失敗することがあります。
多いのはレンズの欠けや割れによるもので、クリアーレンズあるいは劣化によって電球がオレンジ色ではないものも不合格の対象になってしまいます。大きさは7㎠以上と決まっていて、小ぶりのものが装着されていてはいけません。
車検前は一度ウインカーの色を確認しておきましょう。
失敗⑧:普段使っていないホーンが鳴らない
引用元:仮想ランナー★ボバランナー
人によっては使用頻度の低いホーンでも、不合格となるケースは多くあります。
ホーン(警音器)は必ず鳴らなければならないという決まりがありますが、車検のときに初めて鳴らしたという人もおられます。
いざ鳴らそうとすると、鳴らなかったということになりかねないので、事前に鳴らしておくようにしましょう。
失敗⑨:音量測定が思いのほか厳しい
引用元:paranoid blog
音量の測定はかなり厳しいので、不具合となるケースが後を絶ちません。
マフラーを交換しているバイクは音量測定となり、基準値を超えているものは不合格になります。
触媒の入っている近年のバイクの場合、マフラーを社外品に交換しただけで不合格になってしまうこともあります。
引用元:paranoid blog
マフラーを交換するときは、交換しても大丈夫な車両なのか確認してから交換するようにしましょう。
失敗⑩:シフトパターンの記載がない
画像出典:物欲は世界を救う
シフトパターンの記載がないことで、不合格になることもよくあります。
「1N23456」といったシフトパターンが、シフトペダル横のスプロケットカバーなどに刻印されていることが一般的です。
しかし、これを記載のない社外品へと交換した場合は、不合格になってしまいます。
以前は油性マジックでシフトパターンを書いたガムテープを貼り付けても合格でしたが、現在では直接シフトペダル付近に書かないと合格しなくなっているようです。
最後に
本記事では、バイクのユーザー車検にありがちな失敗をご紹介しました。
バイクのユーザー車検に大切なことは、事前にきちんと準備をしておくことです。検査中に不合格になってしまえば何度も調整をする必要がありますし、そもそも調整ではなく整備が必要になってしまうこともあるからです。
本番のときに「●を忘れた」とか「●の位置がわからない」「●を確認し忘れた」ということがないよう、念入りに確認、予習を済ませておきましょう。
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どうしてもユーザー車検は気が引けるという方は、下記の記事も参照してください!